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【仕事】40歳以上の働き方、今のままでいい? 副業や兼業、働く場所などトライ&エラーができる世代

執筆者:GLOW編集部

目まぐるしく変化する社会の中で、ワークスタイルの多様化は私たち40代にとってグッドニュース。 働き方についてで考え、選べる時代だからこそ、改めてライフデザインを見直しては? グレース・パートナーズ社労士事務所の佐佐木由美子さんにお話を伺います。


今は安定した企業で定年まで勤められるのはほんの一握りです。そうなると次のキャリアの切り札として、会社が認めた場合に限りますが、兼業・副業に注目が集まります。ご自身のやりたいことに加え、培ってきたスキルと経験の棚卸をした上で前向きに考える余地は大いにあります。また兼業・副業の中でもフリーラン ス (業務委託)なら、クラウドソーシングやマッチングサービスを利用して 「自身の市場価値を知る」「お試しでやってみる」のもアリ。昔のように脱サラしないと何もできない時代ではないですし、リスクを最小限に抑えながらチャレンジできる土壌があるのならば 有効活用しない手はありません。今は5年先すら見えない時代。働き方も多様だからこそ、今のうちから自 分が進む道のアタリをつけておきたいところです。40代はまだ、選択肢が複 数あってその中から選べる立場。臆せずトライアル&エラーを繰り返すことで思い描くキャリアを引き寄せていき ましょう。(佐佐木由美子さん)

☑何歳まで働くか

今のところは 60歳定年が 日本企業の主流。将来を見据えて人員 整理をしておきたい企 業では、40代以降を対象に早期希望退職を募っているところも。また無事に定年の60歳まで勤め上げても、65歳まで継続雇用される女性はまだ少ない状況。定年後の収入獲得の術を今から検討すべき。 

☑働くチャンスはどう掴む?

結局は人間性。 信頼とつながりを育んでおくこと! どんな働き方でも、スキルとともに日頃から人間性を磨いておくことは大事。中小企業等で増えているリファラル採用(社員が知人や友人の能力を見定めて企業に対して紹介する) は、まさにその好例。キャリアの転機は、信頼を礎にした“弱い絆”から生まれることも多いんです。 

☑どうやって働く?

いろいろな選択肢から選べるように。最近は、副業・兼業OKの企業が増え、収入を確保しながらセカンドキャリアを築く機会が持てるようになってきています。またフリーランスや起業も選択肢。 多様性のある働き方の中から、 自分のライフプラ ンに合わせて前向きに選択したい。

☑どこで働くか

今いる場所にこだわらず、 自分スタイルで働く場所を選ぶ時代。都会を脱出して、地方や郊外に移住し、リモートワークで都心の企業に勤務するスタイルも増えている。さらに、これまでのキャリアを活かしてフリーランスに転身し、日本の企業から仕事を請け負って、 海外を拠点に働く人も。 自分軸、ライフスタイル中 心に働く場所を考える時代に。


佐佐木由美子さん

グレース・パートナーズ 社労士事務所 代表。社会保険労務士。 ワークス タイル・ナビゲーターとして文筆活動や講演メディアへの寄稿、音声番組などを通し、 幅広い層に向けて柔軟で多様な働き方のヒントをわかり やすく紹介する。

グレース・パートナーズ

※2021年12月号より

この記事を書いた人

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