【神崎恵が今思うこと】美容医療について。40代以降にオススメのメニューも紹介!【連載Vol.3】
可憐な佇まいの奥に、強くてしなやかな自分軸を持った美容家・神崎 恵さん。その生き方や考え方を同世代とシェアする連載「神崎 恵の酸いも甘いもオンナの醍醐味」がスタート! 第3回は美容医療についての神崎さんの捉え方をお話してもらいました。
【恋愛中でもひとりでも、愛情を注ぐ対象を持つ女性は素敵】
年齢を重ねていくと、美容医療は美のためだけでなく、健やかに生きるためのものに変化していくと思います。たとえば、まぶたがたるんで目が開きにくい時の眉下切開、食いしばりがひどい時のボトックス注射など、生活上の不具合に対応できるものもいろいろ。わたしの友人で眉下切開の施術を受けた人は、「見やすくなった」「目の疲れが軽減された」など満足している人も多いです。それでもやっぱり、顔にメスを入れることには違いないですから、あらゆるリスクを考慮した上で、本当に信頼できるクリニックやドクターを選ぶのは大前提です。
個人的には、医療機関でのシミ取り、ハリ・ツヤ改善、ピーリングなどは、必要に応じて取り入れられる日常的なスキンケアの一部として捉えています。これに関してもドクターの腕とセンス次第なので、身近な人の口コミや症例を参考に慎重に選びたいところです。
ワクワクするような進歩もあるけれど、流行の移り変わりも激しい美容医療。自分の顔のことだから、どこまでやるかの境界線は自分自身で引くものだと思っています。端から見たら「ちょっとやりすぎかも」というケースも、本人がハッピーであればそれに勝るものはないです。すごく苦しい思いを抱えていて、その気持ちが晴れるのであれば、選択肢のひとつになっていいはずです。そもそも答えなんてないですし、他人が踏み込んでああだこうだ言うことでもありません。
顔は、その人の人生を表します。だから「自分の思い描くきれいなエイジングとは、どんなものなのか」という軸を日頃から持っておくことは大事。そうすれば、ドクターと相談しながらも自分である程度の舵を取り、「ここまで」というジャッジができるはずです。
☑おすすめの最新美容医療1
代官山山口整骨院の小顔顎関節療法
もはや整形級の効果!
「小顔顎関節療法」は、骨を正常な位置へ動かし、顎関節を整えて正常に働かせることで、食いしばりなど日常生活で崩れてしまったフェイスラインを美しくし、小顔をかなえます。30分コース2万円(院長)
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-17-10 B1 ℡03-5428-0745
☑おすすめの美容医療2
松倉クリニック代官山のスカーレットとNMN点滴
即効性がうれしい!
スカーレット:真皮に微細な針を指してそこから出るラジオ波によりコラーゲン生成を促進。照射翌日から肌が引き締まり、数年前の自分に。顔全体10万4500円、目もと6万500円
NMN点滴:老化や寿命に深く関わっている遺伝子「サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)」を活性化させて、肌細胞や体力、疲労回復などの身体機能を改善し、若返り効果が。5万5000円
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町16-15 T-SITE GARDEN 5号棟2F ℡03-3770-7900
☑おすすめの美容医療3
アンジークリニックのエクソソームとマッサージピール
まわりが絶賛!
[左]マッサージピール:マッサージしながら行う、薬剤「PRX-T33」を使った真皮のピーリング治療(マッサージピール)。シミ、くすみ、ハリ・ツヤ・小ジワを改善。顔・首・デコルテ各部位1回1万5000円
[右]エクソソーム:再生医療として注目のエクソソーム。こちらではヒト幹細胞由来の国産製剤を使用。顔や全身の若返り・薄毛・免疫力UPといったエイジングケアが期待できます。点滴9万8000円
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti 3F ℡03-6427-5600 (一般予約)
【客観性を持って自分を見ることはとても大事】
いちばん怖いのは、「思っていたのと違う」という後悔。いくら軸をしっかり持っていても、気がついた時にはハマっているのが美容沼です。わたしは自分のメイクやファッションに関して、友人や息子たちに「ヤバイと思ったらすぐ言ってね」と予め頼んであります。自分を俯瞰することはもちろん大事だけれど、ありのままを言語化してくれる人の存在も必要。美容医療を試される皆さんだってきっと同じで、身近な人の言葉を受け入れ、客観性を持ってご自分を見ることはとても大事な気がします。
わたし自身は、目指すエイジングに即したメニューを慎重に試しながら、合うものだけを取り入れていけたらいいな、と思っているところ。シミが取れると生まれ変わったような気持ちになるように、1年に1回くらいは美容医療でドラマティックな変化を感じることを、リフレッシュの選択肢のひとつにしてもいいのでは、と思います。
PROFILE
かんざき・めぐみ。1975年生まれ。美容家。最新刊『美を育てる』(幻冬社)など、著書多数。3人の息子を持つ母。
ジレコート7万5900円(バウム・ウンド・ヘルガーテン/S&T) ジャンプスーツ6万4900円(ハイク/ボウルズ) ピアス14万6000円(ウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)
撮影=渡辺謙太郎 スタイリング=石関靖子 ヘア=shuco〈3rd〉 取材・文=土谷沙織 ※GLOW2023年10月号より
土谷沙織エディター
女性誌を中心にファッション、ライフスタイル、著名人インタビュー等のページを執筆。30代半ばでヨーロッパに語学留学をして以来、英会話レッスンを日課にしている。