• Health care

GLOWの
記事をシェア

【軽やかに生きる方法】自信過剰な人よりも自己嫌悪に陥る人が成長する 【脳科学者・中野信子『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』】

執筆者:GLOW編集部

脳科学者の中野信子さんのヒット本『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』から、40代女性がこれからを明るく楽しく過ごせるメソッドをピックアップ。今日は[CHAPTER5 自己肯定感を高める脳の使い方]から!


【「自分が嫌い!」は役に立つ】

「嫌な気持ち」によって自分の不足に気づく

自分に自信を持ち、肯定的に生きようと思っても、過去の自分の言動を思い出して「どうしてあんなことをしたのだろう」と悔やんだり、「なぜ人前でうまく振る舞えないんだろう」と落ち込んだりすることもあるでしょう。
そんな自分の性格に悩んで「自己嫌悪」に陥ることもあるかもしれませんが、わたしはこのときの「嫌な気持ち」がなければ、人は成長できないと考えています。なぜなら単純に、「嫌な気持ち」によって自分の足りないところに気づかなければ、そんな自分をいつまでも直すことはできないからです。

「自己嫌悪」は学習のためのフィードバックシステム

自分について悩むことは、学習のための「フィードバックシステム」といえます。まわりの世界により適応できるように、人間に学習させるための仕組みのひとつなのです。
「こんな自分は嫌!」「あんな思いは二度としたくない!」と思わせて、強い力で学習させる仕組みであるからこそ、人は嫌な感情に包まれるわけです。もちろん、嫌な感情をあまりに積もらせると心が疲れてしまいますが、極端でなければ、自己嫌悪に陥るのはむしろ正常なことです。
わたしは、自己嫌悪に陥りながらも進んでいける人のほうが、自信過剰な人よりもよほど成長する可能性が高いと見ています。

【フィードバックを受け止めれば成長できる】

努力が報われなくて自己嫌悪に陥る時もあるでしょう。そんなときは、できない自分をおかしいと考えるのではなく、「努力の方法がまちがっている」可能性を考えてみてください。
他人からのフィードバックがあったら、つらいかもしれないけれど、それを受け止めて修正していくしかありません。
それこそが学習であり、人間が得意とする能力のひとつなのです。
——『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』(宝島社)より


『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』

メディアで話題の脳科学者中野信子さんが、賢くしなやかに生きるためのメソッドを解説するベストセラー。
「人間関係が楽になる」「お金との向き合い方」「自己肯定感を高める脳の使い方」「幸運の掴み方」など10のチャプターによって構成。脳科学の知見をベースにした考え方や、不安や恐れに対する具体的な対処法を入門者にもわかりやすく紹介! 100のメソッドを生活のなかで生かしていけば、それをきっかけに道が開けていき、幸せを感じながら生きられるようになります!

この記事を書いた人

「45才、輝きはいつだって自分の内側にある」をテーマに、40代のヒントになる情報をお届けします! 雑誌は毎月28日発売!

記事一覧へ戻る

GLOWの記事をシェア!