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【白髪ケア】今「ヘナ」がブーム! 頭皮と髪を健康にすることでも注目度大、植物由来のへアカラーを解説

執筆者:GLOW編集部

ヘナ4割、インディゴ6割の深みのあるブラウン

今ブームの「ヘナ」。植物でできた天然のヘアカラーで使うと頭皮が健康になる、ヘルシーに白髪ケアできると人気。ヘナ愛用者の髪のプロ、shucoさん(ヘアスタイリスト・毛髪診断士)と伊熊奈美さん(美容エディター・毛髪診断士)に使い方を聞きます。


☑ヘナって何? 

インドでボディペイントや髪染めに使われてきた植物・ヘナ。サロンでも染められるし、セルフカラーもできます。セルフの場合はパウダー状でのヘナをぬるま湯で溶かし、髪に塗布して染める。放置時間は約1時間と長めです。

「ヘナの原料はヘナという樹木の葉です。化学染料を使用していないので、トラブルが出にくく、地肌に塗布できるのが特徴。ただし、まれに草木かぶれを起こす方もいますから、最初にパッチテストを行って」(伊熊さん)

「ヘナは頭皮の余分な皮脂を取り除くなど、非常にクレンジング効果に優れています。ヘナアレルギーがなければ頭皮が正常に整って髪にツヤやハリコシが出てくるので、むしろエイジング毛の悩みも解決しやすいといえるでしょう」(shucoさん)

☑どんな風に染まる?

「ヘナだけで染めると白髪はオレンジっぽい発色に。一方で黒髪の部分には染まらないので、白髪の量によって髪色の印象は変わります。40代女性なら、一般的に白髪の量は10%前後なので、ヘナ染めした部分がハイライトのような仕上がりになります。それが気に入ってリピートする方もたくさんいる印象です」(shucoさん)

「白髪の量が増えてオレンジ色が気になる場合、インディゴの染料を混ぜることで黒髪っぽく仕上がります。最初はヘナを取り扱うヘアサロンで、美容師さんと相談しながら染めるのがおすすめです」(伊熊さん)

ヘナ4割、インディゴ6割の深みのあるブラウン

ヘナ4割、インディゴ6割のヘアカラーがこちら。深みのあるブラウンに。

☑ヘナ染めに向き不向きはある?

「髪色よりも、頭皮や髪の健康を優先したい方に向いているのが特徴。まずは一度トライしたいという場合、インディゴは混ぜずにヘナのみで染めるほうが、白髪染めに戻しやすいです。ヘナは回数を重ねるほどカラーチェンジが難しくなるので、その点を理解した上で使用することがポイントです」(伊熊さん)

「一度ヘナで染めてしまうと簡単には色が抜けません。そのためファッションカラーで頻繁に髪色をチェンジしたい方には不向きといえます」(shucoさん)


撮影=イマキイレカオリ 取材・文=小澤佐知子 ※GLOW2023年12月号より

この記事を書いた人

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