壮 一帆さん「自分にないものを持っている人に惹かれます」【輝け！ヴィーナス力Vol.6】

宝塚歌劇団出身のステキな方が異なるファッションを披露する『輝けヴィーナス力』。壮一帆さんのマニッシュなカジュアルスタイル、ドット柄ワンピース×赤リップの艶やかな着こなしをご覧ください！

「エイトンは、普段から手にとっているお気に入りのブランドです。シンプルで着やすいけれど、ちょっとニュアンスがあるところが最大の魅力です」（壮さん）

楽しい！と心が踊ることを
一緒に追い求めていきましょう

「基本的に人見知りしないです」とおっしゃる通り、飾らず自然体の佇まいが魅力的な壮 一帆さん。
「今日はここに来る途中、どこかの2階のベランダに、笠をかぶってお酒の瓶を持っている狸の置物があるのを見つけて結構ズキュンときました（笑）。完全に私だけの趣味の領域なのですが、琴線に触れてグッとくるものに出会うと、すごく楽しい気分になれます。笑いのツボなんかもそうですが、そういう心が動く何かを日々見つけるのが、私のハッピーの源のような気がします」

自分が何をしている時に幸せなのか、楽しいと思えるのかを自覚すること。それは〝自分を持っている〞ということにも置き換えられる。
「年齢や性別、職業に関係なく、趣味やライフワークがあるとか、独自の考え方を持っているとか、そういう人に出会うとすごく感銘を受けますし、尊敬の念がわいてきます。また会いたくなる人って、そういう人な気がします」

壮さん自身、自分にないものを持っている人との出会いに、すごくワクワクするそう。人生のどんな場面でも、学びの種を探している。
「40代はまだまだ伸び代があるし、少しずつ進化していくのが喜びでもあります。読者のみなさんと共有したいのは、楽しいと思うことをずっと追い続けていて行きましょうね、ということ。それが、人間的な魅力につながるはずだから。私自身もそういう人と出会って刺激を受けたい、と思っています！」

「ドット柄は普段ほとんど着ないので、挑戦できて嬉しかったです。さらに赤リップとスッと伸びたアイラインで、すっかり“ その気”になれました!」（壮さん）

PROFILE
壮 一帆（そう かずほ）
1975年8月7日、兵庫県出身。1996年に宝塚歌劇団の初舞台を踏み、2012年より雪組トップスターを務める。退団後はミュージカル、ストレートプレイ、朗読劇等など様ざまなジャンルに挑戦。7月23日よりブロードウェイミュージカル『ピーターパン』に出演予定。

撮影＝葛川栄蔵　スタイリング＝大沼こずえ＜eleven.＞　ヘア＆メイク＝佐藤エイコ＜ilumini.＞　取材・文＝土谷沙織　※GLOW2022年8月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。