【乳がん・子宮頸がん】無料検診は受けるべき! 早期発見で命が助かる【医師に聞く更年期の健康】
執筆者:GLOW編集部
40代は女性ならではの病気と更年期ケアに特に気をつけたいお年頃。女性特有の病気は、気づいていないうちに進行しているケースも多いので、あかじめ知識を身につけておくことが大事!今回は、検診で見つかる「乳がん」と「子宮頸がん」について、40代の婦人科の困りごとにも親身になって対応してくれる 宮益坂メリーレディースクリニック院長 長岡美樹先生に教えてもらいました。
☑乳がんも婦人科の病気も検診と定期チェックが重要
女性がかかるがん(2019年)
1位 乳がん 2位 大腸がん 3位 肺がん 4位 胃がん 5位 子宮のがん
がんによる死亡数(2021年)
1位 大腸がん 2位 肺がん 3位 膵臓がん 4位 乳がん 5位 胃がん
「乳がんは9人にひとりがなる、圧倒的に女性がかかる病気だと知っていると思います。ところが死亡数で見ると乳がんは4位。つまり、早く見つけて治療すれば死ぬことはない病気ともいえます。子宮のがんについても同様のことがいえます。乳がんと子宮頸がんについては自治体の無料検診が1〜2年に1回、行われていますから、これを使わない手はありません。会社の人間ドックもスキップすべきではありません」(長岡先生)
☑検診で見つかる病気
マンモグラフィとエコーで検診を! 【乳がん】
乳房の乳腺の組織にできるがんで乳管から発生するものが多いが、一部は小葉から発生。乳腺以外の乳房の組織から発生することもあり、様ざまなタイプのがんがある。周辺の組織を破壊しながら増殖して、血液やリンパ液の流れにのって転移することも。乳房近くのリンパ節、骨、肝臓、肺、脳などに転移しやすい。検診はマンモグラフィ撮影技師がいる乳腺外科や婦人科へ!
【原因・なりやすい人】
出産していない人、肥満の人。近い血縁(父母、兄弟姉妹、子ども、祖父母、おじおば)に乳がんになった人がいるとリスクが上がる。
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