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【更年期】閉経後の出血は要注意!エコー検診で分かる子宮・卵巣の病気

執筆者:GLOW編集部

40代は女性ならではの病気と更年期ケアに特に気をつけたいお年頃。子宮や卵巣など女性特有の病気は、自分で気づいていないうちに進行しているケースも多く、あらかじめ知識を身につけておくことが大事。婦人科で受検できるエコーで見つかる4つの病気の「症状」「検査方法」「治療法」について、40代の婦人科の困りごとにも親身になって対応してくれる 宮益坂メリーレディースクリニック院長 長岡美樹先生に教えてもらいました。


☑早期発見につながる検診と定期チェックが重要

「子宮体がん、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍の無料検診はありませんが、子宮頸がん検診を受けにいらした場合、私は必ず超音波で子宮と卵巣のチェックをしています。もちろん、多くの産婦人科医も超音波検査を行っているはずです。婦人科のかかりつけ医がいれば、病気は早期発見できますよ」(長岡先生)

☑エコーで見つかる4つの病気

閉経後に不正出血したら要注意!
【子宮体がん】

妊娠した時に胎児を育てる部分にできるがんで、増えているのが現状。閉経後に発生することがほとんどで、50代に多い。子宮内膜という組織から発生するので、子宮内膜がんとも呼ばれる。

【原因・なりやすい人】
子宮内膜増殖症が前段階。出産経験がない、肥満している、生理不順の人。

卵巣や卵管、子宮と直腸の間でも増殖する
【子宮内膜症】

子宮内膜、またはそれに似た組織が、本来あるべき子宮の内側以外の場所(卵巣、子宮と直腸の間のくぼみ、子宮と膀胱のくぼみなど)で育つ病気。女性ホルモンの影響で生理周期に合わせて増殖し、生理の経血が溜まる、周囲の組織と癒着して痛むことも。卵巣に子宮内膜組織ができて溜まったものをチョコレートのう胞といい、がん化することがあるので注意。

【原因・なりやすい人】
原因は分かっていない。

この記事を書いた人

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