【映画】岡山天音・仲野太賀インタビュー「太賀くんは芝居が好きすぎる」「天音はどえらい役者」『笑いのカイブツ』1/5(金)公開!【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】
執筆者:伊藤さとり
自分を輝かせるためにしていることは?
伊藤 では、GLOWのテーマ「輝きは自分の内側にある」にちなんで、自分を輝かせるためにしていることを教えてください!
岡山 これまでは時間があったら、とにかく仕事、休みも休みじゃないような過ごし方をしていて。(そうしないと)怖かったんですよね。最近は全然違う柱っていうか、自分の中に作っていきたいなっていうのがあるし、芝居とかそれに付随する狭い世界だけで出して入れて出して入れてっていうことじゃなく、全然違う引用元から何かないかなとかって。単純に人生をもっと豊かにしたいなっていうのもあって、休日は休日然と過ごしています。友達とどっか行ったりとにかくパーッと。読書も好きなんでひとりで過ごすこともありますけど、思いっきり休日を謳歌します。
伊藤 全く台本読まない? その時は。
岡山 そうですね。決めてるわけじゃないですけど、日によって全然読まない日もあるし、びっくりドンキーで終電逃してタクシーで帰ったりとかしてます。
仲野 フフフ、いいね。休日然としていいよね。
仲野 フットワークを軽くしていきたいなと思っていて。限られた人生の中でやったことないことをやってみたいっていう欲がすごく強いんです。だから行ったことない場所に行きたいし、見たことない景色も見たいし、フットワーク軽く動くことで自分を活性化させていると思っています。最近は緑に触れたいっていうのもあって、いつもより一時間早く起きて近くの公園を散歩してコーヒー買って景色を眺める時間を作ったりしています。撮影現場と家の往復だけが続いてしまう場合でも、そういうことでリフレッシュできるんだなってことに気づいて。出発時間ギリギリまで寝るのではなく、ちょっと頑張って、早く起きるとか些細なことですけど、それがすごく今の自分にとっていい時間になっています。
共演するなら……
伊藤 また、共演してほしいですね。
岡山・仲野 したいですね。
仲野 もっとガッツリやりたいね。
岡山 そうですね。
伊藤 次は何の役やりたいですか?
岡山 唯一の他の人に見せてない顔を見せれる関係性だったんですよ。ツチヤから見た西寺さんって。バトルしてみたいですけどね。
仲野 法廷とかどう? 弁護士同士とか。
岡山 いいですね。面白いかも。
伊藤 こっち(拳)じゃなくて、口のね?
仲野 ボクシングとか格闘技とかも思ったけど、対立構造やりたいですね。
岡山 法廷で会いましょうよ次。
仲野 いや、訴える時のやつ。
伊藤 めっちゃ弁護士って難しい役じゃないですか。
仲野 そうですよね。お互い苦しみながらセリフを覚えて。
岡山 全然相手のこと見てないかも。
仲野 自分のセリフでいっぱいいっぱいでね。
岡山 それはそれだね。
伊藤 それはちょっと楽しみですね。犯人は菅田将暉君ってこと?
どんなアルバイトをしても続かないツチヤに寄り添うピンク(菅田将暉さん)。
©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会
仲野 いいじゃないですか。菅田が犯人で。
岡山 全部持ってったらどうする?
仲野 持ってきそうだな、あいつが。
岡山 犯人役の菅田君って全部持っていきそう。
伊藤 でも、ちょっと面白い。想像がつく。
仲野 持ってかせないようにしようぜ。首根っこつかんで。
岡山 持っていかれないように!
伊藤 それぜひ実現してください!
撮影=梶田麻矢 スタイリング=岡村春輝(岡山さん)、石井 大(仲野さん) ヘアメイク=AMANO(岡山さん)、高橋将氣(仲野さん)
2024年1月5日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー
『笑いのカイブツ』
【あらすじ】大阪。何をするにも不器用で人間関係も不得意な16歳のツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためにテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて6年——。自作のネタ100本を携えて訪れたお笑い劇場で、その才能が認められ、念願叶って作家見習いになる。しかし、笑いだけを追求し、他者と交わらずに常識から逸脱した行動をとり続けるツチヤは周囲から理解されず、志半ばで劇場を去ることに。
自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れずに、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”として再起をかけると、次第に注目を集め、尊敬する芸人・西寺から声が掛かる。ツチヤは構成作家を目指し、上京を決意するが——。
日本/2023/116分
監督:滝本憲吾
出演:岡山天音
片岡礼子 松本穂香 前原滉 板橋駿谷 淡梨 前田旺志郎 管勇毅 松角洋平
菅田将暉 仲野太賀
原作:ツチヤタカユキ『笑いのカイブツ』(文春文庫)
脚本:滝本憲吾、足立紳、山口智之、成宏基
企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース
配給:ショウゲート、アニモプロデュース 宣伝協力:SUNDAE
©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会
この記事の画像一覧
この記事を書いた人
邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。
- Website https://www.itosatori.net/
- Instagram @ito_satori/
- X @SATORIITO