【神崎恵】大人のセックスレスについて。「相手との対話も大事。過去に話し合ったこともあります」【酸いも甘いもオンナの醍醐味】
執筆者：土谷沙織
【ひとりで思いつめず、相手と向き合うことも大切】
一方後者の場合は、ひとりひとり感じ方が違うのでより難しい問題。愛する人から女性として扱われたい、という気持ちはよくわかります。と同時に、「何年もセックスをしていない、でもとても仲がいい」というカップルがたくさんいらっしゃるのも事実。年月とともに関係性は変わっていくもの。だから、セックスレス＝気持ちが冷えている、という話ではないはずです。どうか、見えない他人と比べて、自分たちだけがうまくいってないのかも……、レスの原因が自分にあるんじゃないか、と思いつめないでほしいな、と思います。
そして、相手ときちんと対話することはやはり大事。わたしも過去に恋人と話し合ったことがあるんです。疲れていてわたしが断ったことをきっかけに、相手が距離を取るようになってしまい、なんとなくギクシャクした関係に。そこで話し合いをして、結果、向き合ってよかったなと思いました。難しいテーマだけにすべてが好転するとは限りませんが、よきタイミングで素直に話し合えたら思いやりのある着地点を見つけることができるかもしれません。 忘れずにいたいのは、それぞれの関係の築き方や愛情の育て方があっていいということ。
自分を大切にしながらも、相手への思いやりを忘れずに、ふたりなりの心地よさを見つけることこそが、幸せなのではと思います。
撮影＝遠藤優貴 スタイリング＝石関靖子 ヘア＝工藤由佳〈Un ami〉 取材・文＝土谷沙織 ※GLOW2024年1月号より。
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