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【神崎恵】「服も生活用品も厳選」シャネルのジャケット、Max Maraのテディベア、冷え対策靴下など愛用品も【酸いも甘いもオンナの醍醐味】

執筆者:土谷沙織

神崎恵

可憐な佇まいの奥に、強くてしなやかな自分軸を持った美容家・神崎 恵さん。その生き方や考え方を同世代とシェアする連載「神崎 恵の酸いも甘いもオンナの醍醐味」がウェブに登場! 第7回は服を選ぶ基準について、神崎さんの考えをお聞きしました。


【時期が経ったら手放す服より、一生育てていける服の方が必要】

40代に入ってからジワジワと気になりだしたのが、着なくなった服の多さ。その時は「素敵!」と思って買っても、その後なんとなく着なくなって、いつの間にかタンスの肥やしになる服って案外多かったんです。人に譲る・リサイクルに出す・ゴミとして処分するなど、着ない服の行き場所に思いをめぐらせることもなかなかのストレス。そういう精神的負担や手間を換算してみると、ある時期が来たら手放す服よりも、一生育てていけるような服の方が必要なのではと思うようになりました。

たくさんは要らない、厳選したものだけでいい。その価値観は、服やバッグだけでなく、生活のすべてのものに対しても共通します。例えば気に入って買ったお皿は簡単に捨てられるものじゃないですし、だからといって増えすぎても収納場所に困ります。だから、買い物をする時はまず「自分と一緒に年をとっていけるものなのか?」というフィルターを通すことを意識するようになりました。

【今っぽいスタイルの出し方は、服だけじゃなくいろんな方法がある】

そういう意味で、何かを新調する際の理由は、常に「それが好きだから」なんです。たまたま好きなものがトレンドと合致するということはあって、肩パッド入りのハンサムなビッグジャケットはわたしの定番。とても好きだし、自分にしっくりくるから、おそらく一生着続けるだろうな、と思っています。

もちろんトレンドを見るのは楽しいですし、先端の要素をその人らしく取り入れている女性を見かけると、「格好いいな!」と眩しいです。やっぱり、シンプルに服をずっと楽しみたいなら、着たい服を着られる体型を維持する。それはもちろん、手段としてありだと思います。でも、「着られないから別のもので体型カバーしよう」も、大いにありだと思うのです。スタイルを今っぽく見せたいのであれば、メイク、髪型、いつもよりオーバーサイズを選ぶなど、いろんなやり方があると思うから、服だけで新鮮味を出そうとしなくてもいいはずです。

この記事を書いた人

女性誌を中心にファッション、ライフスタイル、著名人インタビュー等のページを執筆。30代半ばでヨーロッパに語学留学をして以来、英会話レッスンを日課にしている。

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