【神崎 恵】メイクの基本を解説。ファンデはなりたい色を選ぶ、ベースメイクは揚げ物の手順と同じ![最新刊発売中!!]
執筆者:GLOW編集部
GLOWの連載でもおなじみ、GLOW世代が憧れる美容家・神崎 恵さんの最新刊『一生ものの基礎知識 美容の教科書』が発売されました。今まで「どうやるんだっけ?」「これで合ってる?」と思いながらもそのままにしてきたスキンケアやメイク方法の正解がこの書籍に集結されています。その中から、実は知らなった方も多いと思われる“基本のき”をご紹介します。
【保湿ケアの考え方:化粧水とクリームでも十分】
やみくもに保湿へ走りがちな40代。高い美容液を何本も購入したり、スキンケアをおざなりにして保湿効果の高いファンデに走ったり。
結果、肌荒れを起こして……そんな負のスパイラルに陥っている方も少なくはないのでしょうか。
「スキンケアの主目的は、バリア機能を正常に保ち、ターンオーバーのサイクルの乱れを整えることにあります。日本人の肌は平均的に水分保持能力が低いと言われているうえ、外的環境は悪化の一途を辿っています。基本に立ち返った「化粧水できちんと水分を補給し、油分(乳液またはクリーム)でフタをしてあげるケア」がより重要になります。肌は人体最大の臓器。美肌に見せることを優先して考えてしまいがちですが、”肌の健康を取り戻す”ことを意識し、まず基本のケアをきちんと実践しましょう」(『一生ものの基礎知識 美容の教科書』より)。
まずは基本に立ち返ること。それが美肌への近道!
そして、みんな大好き!シートマスクについては、
「肌を密閉し、角層への浸透力を高めてくれるシートマスク。成分がたっぷり染み込んでいるためオールインワンケアができると錯覚しがちですが、特別な記載がない限りは美容液の役割です。前に化粧水、後に乳液(or クリーム)をつけるのが基本の使い方です」(『一生ものの基礎知識 美容の教科書』より)。
シートマスクの使い方もここできちんと再確認! 仕上げの乳液やクリームを忘れないように。
【ファンデーションの選び方:なりたい肌の色を選んでよし】
ファンデーションを選ぶとき自分の肌の色がいまいち分からず、忙しい合間をぬって、毎回コスメカウンターへ足を運んだり、
焼けた手の甲で色を合わせたり……。
「自分の肌の色に合ったファンデーションを選ぶと、どうしても実際の肌の色よりも暗く仕上がってしまいがち。もし、肌より明るめの色を選んだとしても、手に残った分を首までのばすことで顔だけ白浮きして見えることを防げます。襟につくのが気になるなら、襟の内側に襟汚れ防止用のテープを貼ってしまうのも手」(『一生ものの基礎知識 美容の教科書』より)。
さらに、
簡単にきれいになれるのは、リキッドファンデーション!
「のびがよく、肌にピタッと密着し、うるおった肌に宿るツヤ感が叶います。濃淡もつけやすく、より自然な立体感を実現することも可能に。仕上がりがなめらかで、持ちもよい」(『一生ものの基礎知識 美容の教科書』より)。
そして肝心な、色を試す場所について。
神崎さんの答えは、
「試す場所は、人差し指と親指の間の付け根部分」。
「手の甲のキメが整ったキレイな部分ではなく、あえてキメが粗く、動きが大きい部分で試しましょう。指を動かすことで、のびのよさやキメやシワへの粉落ちがチェックできます」(『一生ものの基礎知識 美容の教科書』より)。
【ベースメイクの順番】
いつもあいまいだったベースメイクの順番。
リキッドファンデーションとパウダリーファンデーションによって、コンシーラーの塗る順番が違うことにも注目!
【ベースメイクの考え方:揚げ物のレシピと考え方は一緒】
忙しい朝など、「ファンデーションだけ塗ればベースメイクは〇K」とついつい考えてしまいがちですが、実はそれは大きな間違い。
「スキンケアと下地は、仕上がりの美しさだけでなく、ファンデーションのつき、持ちをアップさせるために必要です。ファンデーションは粉体を肌にのせるもの。たとえるなら揚げ物におけるパン粉のようなものです。素材にいきなりパン粉をつけ揚げ油に入れても、衣ははがれてしまいます。より美しく仕上げるためにも、ファンデーションを塗るならスキンケアと下地はマスト、と覚えておきましょう」(『一生ものの基礎知識 美容の教科書』より)。
「一生ものの基礎知識 美容の教科書」1980円(講談社)
美容初心者はもちろん、美容は面倒くさいと思っているすべての人へ。
No.1美容家・神崎 恵が贈る、最初で最後の「美容の教科書」。
「やったほうがいいこと」ではなく
「やらなくてもいいこと」に着目。
年齢、性別を問わず使える120の考え方を
イラストで、とことんシンプルに、分かりやすく解説。
神崎 恵著
PROFILE
1975年生まれ。美容家。
「VOCE」をはじめとした美容誌を中心に、毎月数多くの雑誌、イベントなどで活躍中。また、コスメブランドのアドバイザー、アパレルブランドとの商品開発など活動の幅を広げている。3人の息子をもつ母として、日々の暮らしや美容情報満載のSNSは総フォロワー数83万人を超える(2023年11月時点)。現在は神崎美容塾のとして、後進の育成にも尽力している。『老けない美容、老ける美容』(講談社)など、著書多数。著書累計発数は166万部を突破。
イラスト=篠塚朋子
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