【映画】市原隼人インタビュー「人生を謳歌する甘利田先生を見て、人生を楽しむ活力にしていただけたら」『おいしい給食 Road to イカメシ』5/24(金)公開!【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】
執筆者:伊藤さとり
伊藤 よく生徒たちは笑わないように我慢してますよね。
市原 段取りではたくさん笑っています。監督が「みんな笑うなよ」って注意するのですが、結局監督が笑ってNGになっちゃったこともありました(笑)。監督とは、原作も何もないところから奮闘して5年すごしてきました。今でも鮮明に覚えているのですが、シーズン1の撮影前日に監督と長電話して、「メガネかけた方がいいですかね」「落ち着いた自然な芝居の方がいいですか。それとも突き抜けたテンポ感でザ・コメディーっていう芝居の方がいいですかね」「食べている時、メガネはどうしますか」とか色々と話しました。衣装合わせも1回で終わるところを3回くらい行って。プロデューサーの岩淵さんも、私物の80年代当時のネクタイをたくさん持ってきてくださって。部署を超えて色んな方が意見を出してくださるんです。それは信頼があるからこそできることだと思います。
伊藤 コロナ禍以降、重めなテーマの作品も多いけれど、やっぱり笑える作品ってすごい大事だなって思うんです。『おいしい給食』も、なんてこんなバカバカしくて面白いんだろうと思って。
市原 笑わせるのでは無く、笑われる事を意識しながら創ってきました。世代をこえて気軽におばあちゃんとお孫さんが話せるような。給食はみんなが通ってきた青春なので、みんなの青春を具現化したような作品だと思いながら創っています。
この記事を書いた人
邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。
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