【映画】市原隼人インタビュー「人生を謳歌する甘利田先生を見て、人生を楽しむ活力にしていただけたら」『おいしい給食 Road to イカメシ』5/24(金)公開!【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】
執筆者:伊藤さとり
甘利田先生、市原さんとしての生徒との向き合い方
伊藤 こんなに甘利田先生とずっと一心同体じゃないですか。先生に影響されて何か変わったことはありますか?
市原 基本的なところは通ずる部分があると思います。頑固なところは頑固ですし。日本人が忘れかけているような詫びさび、人を思いやる心を大事にしたいと思うところとか。この作品では、SNSが普及する現代では薄れていく顔を合わせながら物事を進めていくからこそ見えてくる人間臭さと、人間の隙がすごくチャーミングに描かれていて。僕は常にそういうものを求めていて、人間臭くいきたい。どんな仕事でも結局は人が携わっているものなので、そういう人間愛というものを大事にしています。
伊藤 「豊かに生きるために」というセリフがありましたが、ご自身が豊かに生活を送るために心を向けていることはありますか。
市原 見返りを求めない愛情を持つことだと思いました。やっぱりどこかで自分のためにと思って生きてきた若い頃がありまして。でも結局は色んなものを経験していって、赤ちゃんを慈しむ母の様に見返りを求めない愛情というものが、人間にとって一番大切なのかなと思います。
この記事を書いた人
邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。
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