【映画】市原隼人インタビュー「人生を謳歌する甘利田先生を見て、人生を楽しむ活力にしていただけたら」『おいしい給食 Road to イカメシ』5/24(金)公開!【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】
執筆者:伊藤さとり
市原さんのライフワークは?
伊藤 それだけ『おいしい給食』がライフワークになっているじゃないですか。別のライフワークってあるんですか?
市原 ずっと芝居しかないですね、腐れ縁みたいな。休みなくずっと走り続けていて、守りに入ることをやめました。海外作品に挑戦したり、今までやったことがなかった役に挑戦したり。基本的なライフワークは常に挑戦していくという新鮮さを常に持ち続けるということです。
伊藤 バイクも乗ってますよね。
市原 大好きです。50年前のバイクで北海道の最北端の宗谷岬まで行って帰ってきたり。今は自分でエンジンを作っています。
伊藤 え? カスタマイズ?
市原 砂型を作ってそこに鋳造して固めて、それを冷やして割ってアライメント取って……。これから組み立てるところなんです。そのエンジンでアメリカを横断したいな、と。
伊藤 いいじゃないですか。北海道だって、また回りたいぐらいですよね。
市原 逃げ道かもしれないでが、壁にぶち当たったり、心折られてばかりの毎日を過ごしている中で、バイクに乗っていると嫌なことを風の中に置いていけるような気がしたんです。本当に泣きたくなるようなことも、八方塞がりな感情になることにも向き合わなければいけないんですけども、一人でヘルメットをかぶって回転数を上げていくと、全てのネガティブな部分を風の中に置いていけるような気がして、そこからバイクが好きになりました。
伊藤 いいですよね。私も高校生の時にいつも彼氏のバイクの後ろに乗っていました。最近、CBXとかよく見かけて懐かしいと思うけれど、今すごく高いんですよね。
市原 高いですね。高校生は買えない。僕としてはもっと安くなって、いろんな方に楽しんでいただけるアイテムであってほしいと思います。
この記事を書いた人
邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。
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