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大塚愛さんがアートを始めたワケ「音楽以外に、おばあちゃんになっても続けられるものがほしかった」 初個展開催!

執筆者:根岸聖子

——額縁や掛け軸などもご自身で選んでいるのでしょうか。
「はい。普段から美術館にもよく行くので、そこでどんな額を使っているのか興味深く見ていたんです。額縁によって絵の印象も変わってくるので、どんなのが合うかなと。装いといった感じですね」

——展示の仕方も?
「ロゴは自分で考えたんですが、そのロゴをもとにアートディレクターの森本千絵さんが釘と糸で作ってくれました。平面で考えていたロゴを立体的な形で表現してくださって。千絵さんとは付き合いも長いので、私のこともよく知ってくれている。千絵さんから見た私のイメージで“繊細さと尖っている部分とを合わせてみた”と聞いたときは、すごくうれしかったです。展示会場に糸が張り巡らされているのも、デビューしてからの20年、いろんなご縁があってつながっていて今がある、というのをテーマにしているからなんです。ここからまたさらに未来に繋がっていくっていう素敵なコンセプトのもと、糸を使った空間にしたんです」

大塚愛さん AOI ART

——普段の生活の中で、創作の時間はどのように作っているんですか?
「クリエイティブな時間は精神的なものがとても大きく作用するので、やる時間を決めているわけではなく、本当に気が向いたときに向き合う感じですね。昼夜関係なく、ここちょっと足したいなとか、その気になったら取り掛かる。個展といったゴールが決まっているときは、そうも言っていられないんですけど(笑)」

この記事を書いた人

女性誌、テレビ誌、インタビュー誌など定期刊行物やwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。好奇心の赴くままに、体験もの、実用記事、書籍なども常時進行中。


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