• Culture

GLOWの
記事をシェア

大塚愛さんがアートを始めたワケ「音楽以外に、おばあちゃんになっても続けられるものがほしかった」 初個展開催!

執筆者:根岸聖子

終活を意識しつつ、自分を追い込まずに取り組んでいる

——なにかチャレンジしたいと思いつつ、新しいことを始めることが億劫になる年代でもあります。新たな創作活動は、大塚さんの人生にとってどんな意味を持つのでしょうか。
「音楽に関しては作詞作曲、そして自分で歌うというところまでやっているのですが、歳を重ねていくにつれて、いつまで声が出るのか保証がないわけです。もし、思うように声が出なくなったときに自分が崩れてしまわないように、長く続けていけるものを求めていた部分はあると思います。もはや終活を意識していますからね(笑)。人生の後半戦に入ったというか、人生の終焉に向けていかに素敵な時間を過ごしていこうかと。決してネガティブな感じではなく、残された日々を大切にしたいので、むしろ若い頃より充実しています」

——義務にはしないで、ゆるく、サボりつつ(笑)。
「そうそう。今日はしんどいからやめておこうっていう日があってもいい。ここまで頑張って生きてきたんだから、もうそんなに追い込まなくていいんですよ。一回筆が止まっちゃうと、そこから進まなくなることもありますから。ずっと絵を眺めては、ダメだ、乗らないなって一旦離れたりもします。ありがたいことに娘の感性が素晴らしいというか、私なんかよりセンスがあるので、いろいろアドバイスをもらっています。絵だけじゃなくてSNSの写真選び、音楽に関しても、なんかパッとしないよね、とか遠慮なくズバズバ言ってきますよ(笑)」

大塚愛さん

この記事を書いた人

女性誌、テレビ誌、インタビュー誌など定期刊行物やwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。好奇心の赴くままに、体験もの、実用記事、書籍なども常時進行中。


記事一覧へ戻る

GLOWの記事をシェア!