【映画】のん・田中圭・滝藤賢一の魅力が光る! 冴えない新人小説家が、編集者と文学界をのし上がる『私にふさわしいホテル』! 【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】
執筆者:伊藤さとり
田中圭さんの“スーツ姿”も堪能できる
更に、田中圭さんのスーツ姿も堪能できます。私はデビュー当時から舞台挨拶などでお会いしていたので、ステージ用のスーツ姿を見ながらその手足の長さに惚れ惚れしていて、勝手に[スーツが似合う俳優選手権]を頭の中で作っていて、その中のベスト5に入る方だったんです。それが確信に変わったのが「おっさんずラブ」でありました。この映画ではちょっとレトロなスーツ姿も見られます。それでふと気づいたのが、原作者の柚木麻子さんの以前の映画化作品『伊藤くん A to E』にも田中さん出ているじゃないか! あの時はドラマ・プロデューサー役。出版業界での敏腕編集者も作家との関係は彼らをプロデュースする一面もあるのでこれは偶然か!? いかんせん、本作でのんさん演じる加代子に田中さんがダメ出しする会話劇も見どころのひとつです。
この記事を書いた人
邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。
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