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婦人科医に聞く、原因不明の不調が続くのは「更年期」のせい?

執筆者:夏目 円

7割できれば十分。自分を褒める“セルフラブ”

小宮先生 更年期になると気力だけではどうにもならず、なかなか厳しいというのが自分で気づくんですよね。そのときに、今までのように100%で向き合わず70%ぐらいにして、できた自分を褒めるやさしさを持ちましょう。

夏目 なるほど。セルフラブ、自己愛ですね!

小宮先生 更年期に入って体力も気力も低下していることを認めることでラクに生きられるようになります。仕事や親のことなど背負うことがあっても、7割キャッチアップできれば十分よくやっていますから。

夏目 更年期は無理をしないで、自分を甘やかしてあげるぐらいがいいかもしれません。

小宮先生 そうです、更年期は背負っている荷物をできるだけ軽くしてください。更年期が過ぎれば、また頑張れるようになりますから。

夏目 更年期は、“人生の休憩時期”のようにとらえると、むしろご褒美になりますね!


【教えてくれたのは】

小宮ひろみ先生

国立成育医療研究センター 女性の健康総合センター センター長、女性総合診療センター センター長 1986年山形大学医学部卒業。同大産婦人科などで勤務した後、2004年より福島県立医科大学附属病院にて女性専門外来(2008年より性差医療センター)を率いる。同大医学部医療人育成・支援センター臨床医学教育研修部門副部門長、男女共同参画推進本部副本部長、男女共同参画支援室長、性差医療センター教授、ダイバーシティ推進本部副本部長、ダイバーシティ推進室長などを経て現職。専門は産婦人科、生殖内分泌、性差医療、漢方医療、女性医学。

国立成育医療研究センターサイト

この記事を書いた人

美容エディター 夏目 円

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美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。

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