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「自律神経を整える」苦手な人との上手な付き合い方は? 小林弘幸『自律神経の名医が教える究極の休み方』

執筆者:土谷沙織

コミュニケーションの回数を
決めると心の負担が軽くなる

ストレスの理由の大半を占める人間関係は、「継続すること」がその原因となっていることが少なくありません。
「馬の合わない同僚と毎日顔を合わせないといけない」「月に1回の苦手な取引先とのミーティングが憂鬱(ゆううつ)」など、定期的なかかわり合いの機会がストレスを増大させていきます。
しかし、転職や異動などで苦手な相手とかかわるのがあと1カ月だと知ったらどうでしょうか。途端に心が軽くなる人も多いはずです。関係性に終わりが見えると、ストレスは感じにくくなります。
これをうまく活用し、コミュニケーションの頻度を自分で決めることで心の負担を軽くすることができます。たとえば「一日1回はしっかりコミュニケーションを取るけれど、それ以上は取らない」「メールの返信は3回までにする」という具合です。
かかわり合い自体をなくすことは難しくても、その頻度を調整することはできます。自分がやることとやらないことのボーダーラインをあらかじめ決めておくことで、他人に振り回されない生活を送れるようになります。(『自律神経の名医が教える究極の休み方』 第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法10より)

「ここまで」というラインを自分のなかで決めてしまえば、あれこれ悩まず、すっきりするはず。人間関係の悩みの渦に引き込まれすぎないよう、自分を守る術を身につけましょう


書籍紹介

『自律神経の名医が教える究極の休み方』

小林弘幸教授による、女性のための休み方

順天堂大学医学部教授
小林弘幸

自律神経を整えることで、疲れやだるさから解放され、活力に満ちた毎日を。自律神経の名医・小林弘幸教授が女性のために提案する究極の休み方を解説。
第1章 いつも体に休みをもたらす行動習慣、第2章 日常に安らぎを与えるマインドセット、第3章 休憩を取るための究極の食事術、第4章 休憩につながる究極の運動&マッサージ、第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法、第6章 ベストコンディションをつくる休日の過ごし方の全6章。自律神経を整えることできちんと心身を休ませて元気に! 単行本1650円、Kindle版(宝島社)

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この記事を書いた人

女性誌を中心にファッション、ライフスタイル、著名人インタビュー等のページを執筆。30代半ばでヨーロッパに語学留学をして以来、英会話レッスンを日課にしている。

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