【40代が介護に備えるQ&A】親だけでなく、自分が高齢になった時のために出来ること|お金のプロが回答!
執筆者:夏目 円
人生100年時代。誰もが介護になる可能性は高くそのお金を備える必要があります。 いざという時に困らないように何をするべきか、そのヒントを日本生命・佐藤智子さんにうかがいました。
目次
老後資金に賢く備えるQ&A
老後資金に賢く備えるQ&A
Q: 公的介護保険と民間介護保険の違いは?
基本は公的介護保険で。不足を民間介護保険で補う
公的介護保険は65才以上の人であれば、誰もが要介護状態になると利用できる仕組みです。前述のように、限度額内なら1割で介護サービスを受けられます。介護にかかるお金の支払いは、まずは公的年金からでしょう。しかし、不足する場合も想定して、民間保険からの給付金を受け取れるようにすると、心強い味方となります。
Q:親が介護になったら休職や退職をしないといけない?
介護離職はしない。介護休業や会社独自の制度の活用を
「介護離職をしてしまうと、自身の収入が断たれるだけではなく、自身の将来の老齢年金にも影響を及ぼす可能性がありますので、すぐに離職を選ぶことは得策とはいえないでしょう」(佐藤さん)。「育児・介護休業法」による介護休職を利用したり、勤め先にどのよ うな制度があるのか調べてフル活用を。きょうだいや親族など周囲を巻き込むことも重要です。
この記事を書いた人
美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。
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