【40代プレ更年期】日本人の平均閉経年齢50.5歳、知っておきたい更年期のメカニズム
執筆者:夏目 円
閉経前後の不調とどう向き合うのかが課題
そして、閉経の時期は今も昔もほぼ変わりませんが、1955年頃の日本人女性の平均寿命は67.75 歳で、閉経する50歳頃から17年ほどで寿命を迎えていたのに対し、2025年現在の日本人女性の平均寿命は87.13 歳。 閉経後の人生は37年も続きます(※ 1)。また、昔の日本人女性は一生に4〜5人を出産していましたが、現代の日本人女性の出産人数は1.15人(※2)と変化したことで、一生涯の月経の回数は約50回→約450回と約9倍にも激増しています。その分、卵巣を酷使することになり、更年期の不調はより大きなものになっているとみられています。
超高齢化社会にあって、閉経後の女性の人生はもはや未知の領域です。閉経前後の不調とどうつきあい、どう乗り越えていくかは大きな課題といえるでしょう。
閉経を迎えると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は低下します。更年期障害をはじめ、乳がん、子宮体がん、卵巣がんといったリスクも高まることから、定期的な健康診断は必須です。
年代ごとに女性の健康問題は女性ホルモンの波と大きくかかわっていることがわかります。
この記事を書いた人
美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。





