英国王室も愛する老舗シャンパーニュ・メゾン【ポール・ダンジャン・エ・フィス】の圧倒的なコストパフォーマンス|かがやき隊 大西千賀子
執筆者:大西千賀子(かがやき隊)
この日いただいた4種のシャンパーニュ
乾杯から始まり、この日は4種類のシャンパーニュをいただきました。どれも個性がはっきりと際立ち、料理と合わせるたびにまるで表情が変わるよう。どの一杯にも「丁寧につくられた味わい」が一貫して感じられました。
Cuvée Jean-Baptiste NV(キュヴェ・ジャン・バティスト ポール・ダンジャン・エ・フィス NV) ピノ・ノワール100% 7,480円
まずは、三代目の名を冠した一本で乾杯。過度な華やかさをまとわず、すっと背筋が伸びるような上品さがあり、楽しい時間の幕開けにふさわしい一杯でした。
Carte Noire NV(カルト・ノワール ポール・ダンジャン・エ・フィス NV)ピノ・ノワール100% 8,415円
英国王室が愛する一本。天然ホタテ・蕎麦の実・キャビアのひと皿に合わせていただきました。力強い果実味と凛とした酸が印象的で、ホタテの甘み、蕎麦の実の香ばしさ、キャビアの塩気を後ろから静かに支えてくれるようなペアリング。“寄り添う”とはまさにこのこと、としみじみ感じるおいしさでした。
Cuvée 47(キュヴェ‘47 ポール・ダンジャン・エ・フィス NV ) ピノ・ノワール100% 18,590円
ふわりと立ち上がる香りが魅力のキュヴェ 47。合わせたのは、いくらのアミューズ。いくらの塩味と旨味、フロマージュのコクに負けない深い熟成香があり、このシャンパーニュがすべてをやわらかく丸くまとめてくれます。思わず笑顔がこぼれるほど「ぴったり」の相性でした。
Cuvée Prestige Rosé M.V.(キュヴェ・プレステージ・ロゼ ポール・ダンジャン・エ・フィス M.V.)シャルドネ80%/ピノ・ノワール20% 4万4,000円
締めは、ロゼと和牛。見ただけで“合う”と分かる組み合わせですが、実際はそれ以上。甘みと旨味がしっかりある和牛に、ロゼが軽すぎず重すぎず、ベリー系の豊かな香りでやわらかな“余裕”を添えてくれます。お互いを自然と引き立て合うペアリングで、「お肉には赤ワイン」という定説を軽やかに覆す一本でした。ピンクの色味も華やかで、4杯の締めにふさわしい存在感です。
この記事を書いた人
化粧品メーカー商品開発部にてベスコス受賞製品含む数多くの商品開発を経験し、学生時代より大好きなネイルのサロンオーナーとして独立。傍らで化粧品企画も継続。二足の草鞋を履く二児の母。娘は留学中。夫、息子、大きめトイプードルと暮らす脱力系母。
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