英国王室も愛する老舗シャンパーニュ・メゾン【ポール・ダンジャン・エ・フィス】の圧倒的なコストパフォーマンス|かがやき隊 大西千賀子
執筆者:大西千賀子(かがやき隊)
メゾンの丁寧なものづくりに触れて
どの一杯にも一貫して感じられたのは、装飾的な華やぎではなく、丁寧に磨かれた本質の味わい。その誠実な姿勢が、グラスの向こうから静かに伝わってきました。
ポール・ダンジャン・エ・フィスが貫いてきたのは、自分たちの土地で育てたぶどうだけでつくり続けるという、いまでは極めて稀な姿勢。効率化とは対極にあるこの選択は、ひとつの畑・ひとつの家族・ひとつの哲学がつくる“個性の純度”を守るためのものです。
そして驚くのは——これほどの品質を、この価格帯で楽しめるという事実です。家族経営だからこそ、中間コストを最小限に抑え、手数のかかる製法を守りながらも、誠実な価格で届けることができる。“良心的”という言葉を軽々と超える、圧倒的なコストパフォーマンスでした。
土地と家族に根ざしたクラフトマンシップ。誠実さから生まれる味の純度。そして、このクオリティを手が届く価格で楽しめる幸福。一杯ごとに、それらのすべてが重なり合って、今回のシャンパーニュの会は“特別な体験”となりました。
小さな贅沢をくれる1杯
慌ただしい日々のなかでも、こうして少し背筋が伸びるような時間をつくると、気持ちがすっと整います。40代になってからは、そんな“小さな贅沢”こそが心を潤してくれると、より強く感じるようになりました。
「ポール・ダンジャン・エ・フィスのシャンパーニュ」。まだ出会ったことのない方にも、ぜひ一度手に取っていただきたい——そんな魅力にあふれた老舗メゾンでした。
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この記事を書いた人
化粧品メーカー商品開発部にてベスコス受賞製品含む数多くの商品開発を経験し、学生時代より大好きなネイルのサロンオーナーとして独立。傍らで化粧品企画も継続。二足の草鞋を履く二児の母。娘は留学中。夫、息子、大きめトイプードルと暮らす脱力系母。
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