【更年期のリアル】さめざめと泣いていた夜を越えて。ひとりの時間に救われた|堀井美香さんの場合
執筆者:夏目 円

程度の差はあれど、女性なら誰もが経験する更年期。先輩女性である堀井美香さんの乗り越え方から、更年期のメカニズム、タイプ別の症状を知ることで、この時期を快適に乗り越えましょう。
リアルボイスで知る、40代の更年期【堀井美香さんの場合】
多忙な日々に心がすり減り負のスパイラルに陥っていた

「47 、48 、49歳が更年期のピークでした。悲しくて、仕事を終えて家に帰ってひとりで泣くこともありましたね。そこに息子が帰ってきて、母親が泣いているから『どうした?』と聞くと、昔の悲しかったことから今日あった悲しいことを切々と語り出す。今となっては笑い話ですが、『1時間くらい話聞いたこと、何回かあったよ』と息子に言われます(笑)」
そう話す堀井さんは現在53 歳。更年期による気分の落ち込みから脱し、安定を取り戻しました。
「当時は会社で管理職に就き、コロナ禍でもあり、とにかく忙しかったんですね。仕事でうまくいかなかった自分を責めて、そこに過去のつらいことを重ねてさらに悲しくなって… …。自分の心の弱さに愕然として、状況に対応できない自分に失望して、まわりに対してもネガティブにしか思えなくて、完全に負のスパイラルに陥っていました。50歳で会社を退職して、環境が変わったり、自分で自由に使える時間が増えたりして、徐々に落ち着いていきました」
そして先輩から「それは更年期だよ」と言われ、婦人科を受診。
「その時に婦人科クリニックで初めて更年期ドックというものを受けました。数値自体はさほど悪いものではなかったのですが、更年期障害だと診断されたことで、『あ、これは更年期なんだ』と認識できて、『じゃあ、どうしよう』と頭が切り替わったんですね。経皮ジェルを処方してもらい、漢方薬とサプリメントも始めました。心の状態を『◎』『〇』『△』『×』でつけるようにして、誰にも会いたくない日がしばらく続くんだけど、1週間後には『◎』がつくようになり、2ヶ月くらいすると、自分の周期みたいなものが見えてくるようになったんです」
この記事を書いた人
美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。













