【ライブレポート】Mrs. GREEN APPLEが作りたかった“フェスでも授賞式でもない場所”『CEREMONY』が示した新しいエンタテインメントのかたち
執筆者:GLOW編集部

音楽に励まされた日がある。音楽に寄り添われた夜がある。そして、音楽にもう一度前を向く力をもらった瞬間がある。Mrs. GREEN APPLEが主催する『CEREMONY』は、そんな一人ひとりの記憶を呼び起こすようなエンタテインメントショーでした。出演者も観客も、音楽へのリスペクトを分かち合いながら過ごした2日間。ライブでも授賞式でもない、新しいエンタテインメントの祭典で感じた“音楽の力”をレポートします。
目次
きっと誰もが、自分だけの“音楽に救われた記憶”を持っている


音楽に救われたことがある。落ち込んだ日に背中を押されたことも、前に進めなくなった夜に寄り添ってもらったこともある。きっと会場にいた誰もが、そんな経験を持っていたのではないでしょうか。
Mrs. GREEN APPLEが主催するエンタテインメントショー『CEREMONY』は、そんな音楽への感謝を改めて思い出させてくれる場所でした。今年で2回目を迎えたCEREMONY。会場に足を踏み入れてまず感じたのは、一般的なライブとも授賞式とも異なる空気です。
2日間にわたり、多彩なアーティストが出演したCEREMONY。それぞれのステージにはプレゼンターが立ち、出演者を紹介するだけでなく、自身がどのように音楽に励まされ、支えられ、人生を彩られてきたのかを、自らの言葉で語りました。
オリンピック金メダリストの吉沢恋さんは、「私にとって音楽はただ聴くものではなく、いつも自分の背中を押してくれて、時には寄り添って落ち着かせてくれる存在」とコメント。一方、ドランクドラゴンの塚地武雅さんは「体はごはんで太ってますが、心は音楽で太っております!」とユーモアたっぷりに語り、会場を笑顔で包みました。
けれど、その言葉に心を動かされたのは、音楽が特別だからではありません。きっと誰もが、自分だけの“音楽に救われた記憶”を持っているからです。
プレゼンターの話を聞いているはずなのに、気づけば自分自身の人生を重ねている。あの曲に励まされた朝、あの歌詞に救われた夜、前を向く勇気をもらった瞬間――。そんな記憶が呼び起こされる時間が、会場のあちこちで生まれているように感じられました。
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