40代の白髪や不調をケア!血行がよくなる「昼のルーティン」ごはんは玄米、コーヒーじゃなくルイボスティーにして
執筆者:GLOW編集部
大人の女性の様ざまな不調、白髪や薄毛、肩や首のコリなどは血行不良が原因。目の下のクマや肌の乾燥なんかも血行のせいだったり。血行促進するためお昼のルーティンを、血行のスペシャリスト・赤澤純代先生にお伺いしました。体温が上がったお昼に血行を促していきましょう!
起きてから出かけるまで、朝のルーティンはこちらをCHECK!
【ランチの主食は白ではなく茶色い食べもの!】
白米、パンやうどんなど見た目が白いものは、精製されているのでビタミンやミネラル、食物繊維などがとれません。玄米、小麦やライ麦の全粒粉パン、そばの実を丸ごと挽いた十割そばなら、血管を広げる作用のあるマグネシウムなどのミネラルも摂れます。また、調味料も自然塩やきび砂糖など、ミネラル豊富なものを選ぶのがおすすめです。
☑血流によいスパイスを活用!
毛細血管はちょっとしたことでも損傷します。すると血管の壁に隙間ができて血液が漏れ出すことに……。血管を強化して漏れを防ぐスパイスを紹介。この2つ以外にも、ルイボスティー、サフランやシナモン、朝鮮人参にも血管修復作用があります。カフェインレスで手軽に飲めるルイボスティーは、利尿作用のあるカリウムが豊富で、むくみを撃退する効果も。ただし、ルイボスティーとシナモンは過剰摂取すると肝機能障害を起こすことがあるので、大量摂取は禁物です。
ヒハツがいちおし!
料理に取り入れてみて
毛細血管の修復作用があると注目が集まっているのがヒハツ(長こしょう)。むくみにくくする作用もあります。沖縄のピパーチの和名はヒハツモドキですが、ヒハツと同様の働きが。炒め物、肉料理、スープなどにぜひ使ってみて。
ヒハツはじめ東洋&西洋のハーブが
ぎっしり詰まったドリンク
ヒハツをはじめとした10種の東洋ハーブと6種の西洋ハーブをミックスした、水で希釈するタイプのハーブ飲料。オリナス ビューティアクティブ 350mL 4104円(大正製薬)
【体が縮こまるデスクワーク、首の後ろを温めて血行を促して】
GLOW世代でも悩んでいる人が多い首こりや肩こり。ストレッチなどで動かすと緩和できますが、デスクワーク中でもできるのが、太い血管がある首のうしろを温めること。温めアイテムを上手に活用して、効率よく血行アップ!
レンチンして温める
あずきの肩首用ピロー
レンチンすると中のあずきが温まってぽかぽかに。ほどよい重みで首肩にフィットします。冷めたら再びレンジにかければくり返し使えます。あずきのチカラ 首肩用 1815円(小林製薬)
ウェットスーツ素材で
やわらかい湯たんぽ
ウエットスーツ素材でできた、首と肩を温める湯たんぽ。30分~1時間で肩だけでなく、体の芯から温まります。クロッツ やわらか湯たんぽ 肩用タイプ 6600円(ヘルメット潜水)
☑いつでもどこでも、1分刺激でできる血行アップ術
「こんなことでいいの!?」と思うほど簡単なアクションで血行をよくすることができます。仕事中、トイレタイム、電車の中、テレビを観ながらでもできるので、クセになるくらいくり返すのがおすすめ。小さな積み重ねで血行アップを図って!
体を温めるツボやリンパ腺が密集する耳を刺激。耳たぶの下に親指を、耳の上部に人差し指を置いて、耳を上下につまむようにして耳を動かす。
手の爪のつけ根のあたりを逆側の指で揉む。数秒~数十秒揉み続けると、青白かった爪がピンク色に変わったり、指先が温まる。
背すじを伸ばして口から長く息を吐き、吐き切ったら鼻からたっぷり息を吸い込む。全身に新鮮な酸素を届けるイメージで!
☑ブレイクタイムはルイボスティーが◎
カフェインレスで体が軽くなる!
冬場の冷えやストレス、加齢などで毛細血管は傷つきます。すると酸素や栄養が漏れ出てしまいます。そこで注目されているのが、血管内にある「Tie2(タイツー)」という細胞。ルイボスティーはTie2を活性化させ、細胞同士が密着するように働いて漏れを防ぎます。肝機能障害を起こすので大量摂取には注意。
【帰り道はハンドマッサージを受けて幸せホルモンUP】
エステやマッサージなど、人の手によるマッサージは血流を促すのはもちろん、人にさすられることで幸せホルモンや愛情ホルモンと呼ばれているオキシトシンが分泌されます。リラックスしている時は血管が広がって血流がよくなり、まさに心身ともにごリラックス。ご褒美として取り入れたい!
[教えてくれたのは]
金沢医科大学 総合内科臨床教授 女性総合医療センター長
赤澤純代先生
2002年に女性外来を開設し、東洋医学や抗加齢医学を取り入れた治療を行っている。著書に『血流美人』『血管の強化書 破れない! 詰まらない! 澄み切った血液は万病を治す』(ともにワニブックス)など。
イラスト=green K 取材・文=黒川ともこ ※GLOW2023年1月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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