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「ととのう温泉の入り方」その答えは♨の湯気にあった!/温泉ビューティ研究家・石井宏子さん

執筆者:GLOW編集部

おすすめ温泉 群馬県 万座温泉 日進館

今日は風呂の日! 温泉の美容力を研究している石井宏子さんに、温泉の魅力、入浴の3か条を聞きました!


石井宏子 温泉の入り方

温泉ビューティ研究家 石井宏子さん

温泉の美容力を研究し、心も体もきれいになる新しい旅“ビューティツーリズム”を提唱。旅をライフワークとし、トラベルジャーナリストとして取材・執筆、講演など年の半分は日本・世界を旅する。

長年温泉がもたらす美と健康を探究している石井宏子さんだが、「実は、温泉の魅力は整肌や体調改善だけではないのです」と語る。
「コロナ禍が長引く中で、心の問題を抱えている方は意外と多いです。グロー世代は仕事でも家庭でもバリバリがんばっているから、それ相応のストレスはあるでしょう。近年の研究では、泉質に関係なくすべての温泉は、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)に適応す心もときほぐす温泉旅で元気をチャージることが証明されています。だから肌と体、さらに心をしっかり休ませるために、皆さんにはうまく温泉を活用してほしいです」 

近年はサウナが一大ブームとなっているが、温泉も温泉なりに〝ととのう〞ことができるそう。「たとえば、1日のリズムに合わせて湯浴みすることで、朝=朝食前に交感神経をオン、昼=エネルギー発散、夜=休息とともに体の成長を促すなど、自分がいちばんリラックスできる瞬間を見つけられるはずです。でもまずは、心を無にして日常から離れ、温泉のやさしさに浸っていただきたいです」

【ととのう温泉の入り方3か条!】

1.掛け湯をしてから入る

湯船に浸かる前に掛け湯やシャワーで汚れを流すというマナーと並行し、「湯(成分や温度)を体に自覚させ、湯あたりを防ぐ」という意味で、湯船のお湯を体にかけます。末端の脚や腕などから始め、最後は胸のあたりまで。体がお湯を受け入れたと感じたらOKです。

2.1回ではなく分割浴がおすすめ

温泉マークの3本の湯気の意味は諸説ありますが、そのひとつが「(3回に)分割して入る」の意。長く浸かる1回よりも、休憩を挟みながら分割して入浴する方が体の芯まで温めることができ、その状態を長くキープできます。この入り方は、湯あたり防止にも◎。

3.入る前も出た後もゆっくり休息を

旅の楽しい気分でごまかされがちですが、移動は疲労が溜まるもの。宿に着いたら、まずは水分を取り移動の疲れをリセットしましょう。入浴後は、最低でも30分程度は水分補給(温かい飲み物が◎)をしながら、体を冷やさないように静かに過ごすことを推奨します。

扉の温泉は【万座温泉日進館】

群馬県 万座温泉 日進館

おすすめ温泉 群馬県 万座温泉 日進館

日本一の硫黄濃度と言われる良質な酸性硫黄泉は
万病にいいと言われています

上信越高原を望む標高1800mの国立公園内に位置し、晴れた日は天然木造りの露天風呂に浸かりながら満天の星を眺められるダイナミックなロケーション。酸性硫黄泉の約80度の高温が万病にいいといわれ、湯治のための長期宿泊ができる「湯治プラン」も各種用意。登山客などの日帰り湯の利用も盛ん。まさにお湯の魅力をとことん味わえる温泉宿です。
食事はカジュアルなバイキング形式ながら、体にやさしいヘルシーメニューが充実。

住所:群馬県吾妻郡嬬恋村干俣2401

電話番号:0279-97-3131
1万3500円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付き)


取材・文=土谷沙織 ※GLOW2023年1月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。

この記事を書いた人

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