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【掃除】梅雨から夏にかけてやっておくべき掃除テクニック7 洗濯槽・トイレ・寝具etc.【家の中をカビや菌から守る】

執筆者:GLOW編集部

湿気が多い梅雨から夏にかけてやっておきたい場所別の掃除術を住生活ジャーナリストの藤原千秋さんに教えてもらいます! 


梅雨から夏にかけて湿度も気温も高くなり、不快指数の上昇に比例するように気になりだすのが、カビの繁殖などによる室内の汚れやニオイ。 お掃除のプロ、藤原千秋さんによると、今の季節こそ、そんな汚れの増殖をストップさせるよいチャンスなのだそう。
「梅雨時の掃除にはこの時期だからやりやすい場所と、 この時期だからこそやらねばならない所があります。たとえばキッチンの換気扇まわりやレンジは今がやりやすい。気温が高いと油の分子構造がゆるむため、冬の大掃除より油汚れが落としやすいからです。 網戸やベランダなど水をたくさん使う掃除も今ならやる気になれます。一方、カビや細菌など生き物系の汚れは温・湿度が恒常的に高いと育って増えるため、この時期にどうしてもやらねばならない掃除です。 汚れは害虫の餌になり、ダニやゴキブリがあっという間に増殖してしまうので対策も今のうちに。 トイレなどの嫌なニオイも増えた細菌の代謝物が原因。 アレルギーなど健康面からもカビや細菌退治はこの季節、待ったなしです」

【1洗濯槽:隠れたカビの巣窟はルーティン掃除で撃退】

洗濯槽裏の黒カビが密かにおしゃれ着を狙っています!

「気温が25~28度、 湿度が60~80%がカビの繁殖ピーク。ときには洗い上がった白シャツにカビの黒い点々がついて気づくことも。 市販のクリーナーを投入してスイッチを押すだけの手軽さだし、夏は月1くらいがおすすめです」

【2お風呂:洗剤はそれぞれ強みがあるので適材適所に!】

黒カビのこすり洗いは胞子をまき散らすだけで実は逆効果

「問題は黒カビとピンクぬめり。 ピンクはバクテリアの一種ですが、 最近は両方に効果的な洗剤も。 黒カビはゴシゴシ洗うと胞子が飛び散って逆にカビが増えるので、 こすらずに専用のカビ取り剤を塗って放置→シャワーが基本」

【3トイレ:見えない飛沫を拭き取り細菌の増殖をストップ!】

腰下の壁と床には飛び散った飛沫が日々蓄積(見えたら怖い!)

「嫌なニオイのもとは知らず知らずに飛び散った尿飛沫。 黄色ブドウ球菌が繁殖してしまうと臭くなるから、 普段やらない床・壁の全面掃除がこの時期にはおすすめ。 壁の素材を選ばずに使えるシート状クリーナーが便利です」

【4寝具:カビやダニに要注意!】

除菌スプレーをシュッとしても解決しません!

「寝具の基本は干して乾燥させること。 外に干せなければ除湿マットを利用したり、クーラーを使うのもあり。 除菌スプレーは洗濯までの時間稼ぎです。 コインランドリーやクリーニングの丸洗いで次の冬の快適さを確保するのもいいですね」

【5玄関:悪臭の元凶の雑菌はエタノールで黙らせる】

靴のケアをしないと、 中で繁殖した菌の塊が足跡形になって家に侵入!

「素足でサンダルやスニーカーを履きがちな夏場は靴収納の中で細菌が増殖します。 扉を開けて臭うなら要注意。 消毒用エタノールを靴の中にスプレーして、収納内もエタノールで拭き上げます。 それでも臭う靴は思い切って処分してもいいかも」

【6空気:空気も掃除をしないとホコリやカビの胞子が循環】

空気も掃除をしないとホコリやカビの胞子が循環

「冷風が出ていると外の空気と入れ替わっていると思われがちですが、 エアコンは室内の空気が循環しているだけ。閉め切ってずっと使っていれば空気は想像以上に汚れています。 最低でも日に2回は換気して、 空気のお掃除を」

【7テーブル:見える汚れだけでなく見えない菌も一掃!】

テーブル清掃はエタノールとティッシュだけでノーストレス

「リモートワークやオンライン授業でダイニングテーブルが活躍する場面が増え、 拭き掃除の手間も増加。かつては台ふきんを使う家庭が主流でしたが、除菌という視点からアルコールスプレーなどの利用も一般的に」


【教えてくれたのは】

住生活ジャーナリスト、ライター 藤原 千秋さん

大手住宅メーカー勤務を経て独立。 主に住まい、暮らしまわりについての執筆、監修、企画、 講演など幅広く活躍。 2001年よりAll About 「家事」 「掃除」「子育て」 ガイドも。

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Voicy「フニワラジオ」

この記事を書いた人

「45才、輝きはいつだって自分の内側にある」をテーマに、40代のヒントになる情報をお届けします! 雑誌は毎月28日発売!

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