【更年期】快適な睡眠のための部屋作り【暑さに負けずぐっすり眠る】
執筆者:GLOW編集部
更年期の女性は、夏の寝苦しさに加えて加齢やストレス・ホルモンバランスの乱れで睡眠障害になりがち。子どもの勉強のこと、子離れの不安、親の病気の心配や付き添い、家族の帰宅時間がバラバラで家事に追われるなども不眠の原因。寝る環境を見直して、睡眠の質を高めるポイントを睡眠コンサルタントの友野なおさんに聞きました。
【明るさ】
就寝中はずっと明かりがついていると肥満やうつ病リスクが上がると言う研究も。夜は真っ暗、朝は自然と室内が明るくなると◎。夏は日の出が早いので遮光カーテンと設定時間にカーテンが開くガジェットの併用もお勧めです。
ITEM:カーテンレールに取り付けてスマホと連動させると、設定時間に時代でカーテンの開閉ができる。太陽光で自然な目覚めに。めざましカーテンmornin’ plus7250円(ロビット)
【枕】
快眠のためには頭寒足熱。頭が熱くならないように冷却グッズや接触冷感の枕カバーなどを使おう。枕は立っている時の姿勢と同じ首の状態で支えてくれる高さと形上で、寝返りしやすい頭3個分の幅があるものがオススメ。
ITEM:幅が広め、両サイドは硬めで、寝返りしても理想の頭の高さをキープ。枕内のシートコアを抜き差しして高さ調節も可能。エアウィーブ S-LINE ピロー2万4200円(エアウィーブ)
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【パジャマ】
冷房を使うのでパジャマは露出度を低くして。袖丈は最低7分で夏用素材でも適度な保温性のあるものが良い。寝汗は睡眠の質が下がるので、吸汗性の高い素材が良いです。
ITEM:化学肥料不使用、環境や健康被害を最小限におさえたオーガニックコットンのパジャマ。心地よい肌触り。極眠オーガニックコットンパジャマ2万900円(ナイガイ)
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【布団】
夏は背中が蒸れやすいので、敷布団に接触冷感ジェルパッドや、い草のシーツカバーなどを活用して。更年期で全身汗だくになる場合はバスタオルを敷いて。掛け布団は綿や麻など肌触りがさらっとしたタオルケットが最適です。
ITEM:綿100%で軽くやわらかな、肌に優しいマシュマロガーゼ®︎素材。保温・吸水・通気性に優れ、ほどよいボリューム感。マシュマロガーゼスロー[140×200㎝]1万9800円(UCHINO)
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【足もと】
足裏から体の熱を放出することで入眠につながるため靴下はNG。しかし快眠には頭寒足熱が重要なうえ、40代は冷えやすいので足首を温めることを意識して。お風呂上がりにレッグウォーマーをつけるのを習慣にしたい。
【温度】
28度を超えると寝苦しさを感じるので、寝ている間は冷房で26度程度を維持して。40代は冷えすぎもNG。冷たい空気が下にたまらないようにサーキュレーターなどで空気を循環させ、冷房などの風が体に直接当たらないように注意。
☑教えてくれたのは
友野なおさん
睡眠コンサルタント。SEA Trinity代表取締役。行動療法からの睡眠改善、快眠を促す寝室作りを得意とし、公園、企業の商品開発、執筆活動などを行う。
取材・文=黒川ともこ ※GLOW2021年9月号より
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