【夜の習慣で疲労をリセット】明日も頑張れる、夜の過ごし方!
執筆者:土谷沙織
多忙なGLOW世代こそ、自分のための時間を過ごしてこまめにリフレッシュすることが大事。今回は夜のリフレッシュ! 夜に簡単にできるリフレッシュ法とその効果を日本リカバリー協会の片野博士に教わりました。
【夜はリラックスして、次の日に疲れを残さないように】
片野博士が提案する七つの休養で、疲れを残さず活動できる力を蓄えよう。夜は、副交感神経を優位に導くリラックスタイム。ゆったり過ごすのはいいけど、ダラダラと起きていて睡眠時間を減らす事態にはならないよう注意!
☑ペットと触れ合う
「ペットと触れ合うことは、人間同士のスキンシップと同様にリラックス効果があります。1秒間に5~10cmくらいのスピードでペットをやさしく撫でると、副交感神経が刺激され、幸せホルモンであるオキシトシンの分泌スピードがアップします」(片野さん)
☑キャンドルの灯りだけで湯船に浸かる
「夜のお風呂は、40℃以下のぬるめのお湯に15分以上、ゆっくり長くつかることで副交感神経を高めることができます。バスルームを少し暗くしてキャンドルをともしても◎。寝つきをよくするためには、少なくとも入眠の1時間前には入浴を終わらせましょう」(片野さん)
☑幸せな気持ちになるドラマを観る
「観て幸せな気持ちになる、ポジティブになる、リラックスできるなどのドラマ観賞は、ストレス発散にも効果的。時間を決めて観るのはリフレッシュにいいけれど、夢中になりすぎて睡眠時間を削ってまでダラダラ観続けるのはNGです」(片野さん)
☑第2の心臓・ふくらはぎを中心にマッサージ
「夕方から夜にかけて脚がむくみやすくなるのは、血流が滞り、老廃物がたまるから。第二の心臓といわれるふくらはぎを中心にしっかりとマッサージすることで、血の巡りを改善。脚をほぐして疲れを癒すことで、良質な眠りに誘います」(片野さん)
【教えてくれたのは】
片野秀樹さん
日本リカバリー協会 代表理事。医学博士。東海大学医学部、日本体育大学、理化学研究所などで研究活動に取り組む。「休養」を学問として体系立てた著書『休養学基礎』(メディカ出版)がある。
イラスト=green K 取材・文=土谷沙織 ※2023年8月号より
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