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【吉川ひなの×大川ひとみ対談】初めて会ったのは13才の頃。「MILKのお仕事は本当に楽しくて」当時のランウェイ写真も公開!

執筆者:GLOW編集部

吉川ひなの

原宿ファッションの草分け、MILKとMILK BOYのディレクター大川ひとみさんの連載「原宿KURU?」。毎回豪華ゲストを迎えて、ストリートファッションの聖地〈原宿〉についてトークする第3回目は、吉川ひなのさんが登場。12年ぶりの再開を果たしたふたりの話は、出会った頃の思い出からハワイでの暮らしまで盛りだくさんです!


【今回のゲストは吉川ひなのさん!】

吉川ひなのワンピース4万7300円(キャバン/キャバン 丸の内店)

☑遊んでいるみたいに仕事をしていたあの頃

ひなの ひとみさんと会ったのは2011年に『sweet』でお仕事をしたのが最後だから、12年ぶりだよね。

ひとみ 最初に会ったのはひなのちゃんが13才の頃MILKのお仕事で。それからはもう身内みたいな感覚。一緒に過ごす時間が楽しくて、ついでに仕事もしているみたいな感じだった。

MILKのショーで初めてランウェイを歩いた13歳の頃。「ただ歩いただけ」と笑うひなのさんだけど、存在感のある姿にひとみさんは魅了されたそう。「MILKのお仕事を最初にしたのが13才。その頃はヒラヒラしたお洋服が大好きだったからMILKのショップにはプライベートでもお買い物に行っていて。10代の頃は学校にも行きたかったし友だちとも遊びたかったから仕事は嫌いだったけど、MILKのお仕事は、いつも本当に楽しくて。MILKの世界観もそれを作っているひとみさんもステキで大切な存在。」(ひなのさん)

ひとみ 久々の原宿はどう?

ひなの 本当に思い出がいっぱい。今日も久しぶりにMILKのショップを見て感動したし。私にとって青春が詰まった場所。10代の頃、いつも通っていた『369(ミロク)』っていうヘアサロン&カフェがあって、そこにいつも集まっていたんだよね。あの頃(バウンティ・ハンターの)ヒカル君に、ばったり会って手伝ってくれたり、ご家族でハワイの自宅に来てくれた藤井フミヤさんがCDをプロデュースしてくれた10代の頃とか、思い出がいっぱい。今もその頃のご縁がつながっていることがとても嬉しい。

「MILK」「MILK BOY」の2008年の夏に開催されたファッションショーのカタログ。外国人のモデルに囲まれて中央でポーズを取っているのがひなのさん。

☑ハワイでの生活をひとみさんにもぜひ体験してほしい!

ひとみ 今、ハワイではどんなバランスで仕事に向き合ってるの?

ひなの 自分の好きな時に好きなことだけをやっているという感じ。仕事に追われて無理をすることもなく、家族と過ごす時間も大切にしてる。

ひとみ オーガニックに興味を持ったきっかけは?

ひなの 子どもの存在かな。何を食べさせるのがいいんだろうとか調べた時に、環境破壊の原因だったり、恐ろしいものを知らず知らずのうちに選んできたんだなと気がついたの。オーガニックなものを選ぶことが自分たち家族だけじゃなく、地球のためになると思って。それからはたくさんの人に知ってほしくていろいろ自分なりに動き始めたの。ひとみさんにもぜひ、ハワイに遊びに来てほしい!

Tシャツ7480円、パンツ2万5080円(ともにMILK/MILK原宿本店) サンダルはスタイリスト私物

「実は昔から、ファッションって苦手分野。苦手というかこだわりがあまりないタイプ。10代の頃はヒラヒラした服が好きだったけど、ハワイでの生活では体を締め付けない風通しのいい楽ちんな服ばかり着てる。久しぶりのMILKの服は私のYouTubeをチェックしてくれているひとみさんが選んでくれたTシャツとスエット。見るだけで心が弾むポップなプリントと楽ちんな着心地がいい感じ。やっぱりMILKの世界観とひとみさんはずっと大切な存在。」(ひなのさん)

☑吉川ひなの 著『Dear ママ』 

「母親のことをこんなふうに一冊にまとめる日が来るって思ってもいなかった。でも、全部OKだよって思えたの。自分の思ったまま生きていこうよ、ぶっちゃけ合えばいいじゃん、という気持ち。そこには母への愛情もあって、もし今もわだかまりがあったらこの本は作れなかった。本当のことを言えないってすごく苦しい。人からどう思われようとこれが本当の私で、それを私がどう思うかがいちばん大事。私自身がそれに気がつけたように、この本を読んだ人にも気がつくきっかけになったら嬉しい」(ひなのさん)

「ひなのちゃんの最新作のエッセー『Dear ママ』。母親との過去と今の思いを綴った一冊。たくさんの人に読んでほしい!」(ひとみさん)


【PROFILE】

[大川ひとみ]1970年、ブランドMILKを立ち上げ、1974年にはメンズ向けのMILK BOYをスタート。

大川ひとみさん MILK MILKBOY

大川ひとみがGLOW読者と同世代だった頃。「45才は青春真っ只中よ(笑)!」

MILK/MILK BOYのオンラインストア

【今回のゲスト】

[吉川ひなの]13才でモデルデビュー後、一躍トップモデルに。2015年にハワイに移住し、ナチュラルなライフスタイルを実践。オーガニックコスメブランド「hinalea」や子ども服ブランド「Love the Earth blue」をプロデュースするかたわら、環境アクティビストとしてSNSやイベントを通して情報発信を精力的に行う。


ディレクション=大川ひとみ 撮影=村松巨規 スタイリング=木津明子 取材・文=佐藤玲美 ※雑誌GLOW2023年10月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。

この記事を書いた人

「45才、輝きはいつだって自分の内側にある」をテーマに、40代のヒントになる情報をお届けします! 雑誌は毎月28日発売!

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