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[南 果歩さん×原 千晶さんトーク/後編]がんを経験した後の自分との向き合い方「自分は頑張ってる!と励ましてあげて」

執筆者:GLOW編集部

南果歩さん 原千晶さん 女性の病気についてトーク

乳がんを経験した南 果歩さんと、子宮頸がんを経験した原 千晶さんにお話をお伺いしました。後編は、周囲との関係や自分との向き合い方について。


日本の女性はがんばりすぎ! もっと自分に時間を使って

 手術をすれば元通りになるんだからと甘く考えてましたね。手術後にこんな変化があるとは誰も教えてくれないし。メンタルも身体的な変化も経験してみないとわからない。私と千晶ちゃんの経験は一例ではありますけど。これを読んでくださった方が「じゃあ検査くらいしてみようかな」と思っていただければ。マンモ痛くて嫌だった、子宮系の検査も恥ずかしくて嫌だったって笑い話にしてくれたらいいと思うんです。

 いろいろな方の話を聞く機会があるんですけど、子どもの学校のこと、家族の世話、自分の仕事で忙しくて、不調を感じていたのに病院に行かなくて病気が進行していたという方がけっこういらっしゃるんです。でも、病気になったら、そんなことを置いておいて入院しなくちゃいけないんですよ。

 そこが日本人女性に特有な「私がやらなければ、がんばらなければ」というところかも。30代、40代では子育ても忙しい、仕事も忙しい、責任もあるっていうところでは、自分の健康のために時間を使うことがなかなかできないのかもしれないですね。

 病気になって手術しなくちゃいけないとなると……。一歩先を考えてほしいなとも思います。

 やっぱり自分が健康でないと、まわりの人のことも気を使ってあげられないし、自分が幸福でないとまわりの人も幸福にできないと思います。病気になった時って、家族や友人の支えがすごく大きいじゃないですか。そういう意味では、病気になったからこそ、まわりの人への感謝が芽生えるし、力になってくれる人がこんなにいるんだと思えることで治療中もがんばれる。

 そうですよね。果歩さんのご経験が、そのまわりのご友人だったりとか、大切な人にも広がっていく。病気中に家族や友人に助けられることもすごくわかります。私は夫と付き合っている時にがんとわかり、「彼を巻き込んでしまった」と思いました。自分の怠慢でちゃんと病院に行かなかったことでおおごとになってしまったと、すごく自分を責める気持ちがありました。

子宮頸がんを経験した原千晶さんからのアドバイス

この記事を書いた人

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