【『光る君へ』の世界】モテる女性の特徴は現代とあまり変わらない? 「十二単」だけじゃない平安貴族の女性ファッションも紹介!
執筆者:GLOW編集部
十二単だけじゃない!
日本の意匠を取り入れた平安中期の主な装束
平安時代初期には、奈良時代と同じような唐風[とうふう]の装束でしたが、9世紀後半に遣唐使が廃止される前後から、唐風に日本独自の工夫や意匠を取り入れた装束が生み出されてゆきました。貴族の女性が朝廷で着用する裳唐衣[もからぎぬ](いわゆる十二単[じゅうにひとえ])、日常生活の場で着る小袿[こうちぎ]などがありました。
裳唐衣
貴族女性の正装で、近世以降に十二単と呼ばれるようになりました。
小袿
女房装束の略装。裳唐衣から唐衣と裳を省いて小袿(上着)を着た。
吉田裕子監修「紫式部と源氏物語見るだけノート」
平安時代と源氏物語の基礎知識が見るだけでサクッとわかる!
古典文学の最高峰である『源氏物語』の長大なストーリーと劇中人物や平安貴族たちの生活をわかりやすくイラスト図解。『源氏物語』作者の紫式部と彼女を取り巻く宮中模様が描かれているNHK大河ドラマ『光る君へ』の理解も深まる、2024年必携の一冊です。
監修=吉田裕子 イラスト=木村 誠 ※GLOW2024年4月号より
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