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【本当に恐いホラー映画】旅先で仲良くなった家族がヤバすぎた『胸騒ぎ』 5/10公開 【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】

執筆者:伊藤さとり

怖い映画が大好きな人にはたまらない

それにデンマーク人家族とオランダ人家族という組み合わせから、共通言語の英語でコミュニケーションを取りながら、大事な時に母国語を使うことで相手の真意が分からず不安になるという心理をついた脚本に脱帽でしかないし。しかもサウンドが不穏過ぎる! 家族同士の距離感が近くなればなるほど心的不安を煽るような音の演出や、言葉ではない「違和感」がたまらなく気持ち悪いんだから日本タイトルの『胸騒ぎ』通り、ずっと嫌な予感が続く97分なのです。

ホラー映画『胸騒ぎ』 話題の北欧ヒューマンホラー

見終わってすぐにこれが『M3GAN/ミーガン』などのホラー映画を製作するハリウッドのブラムハウスがリメイク権を獲得したのも分かるなぁと激しく首を縦に振った私。これ以上は言うまい。怖い映画が好きな方には最上級の興奮剤であることは間違いないです。
——伊藤さとり

☑5月10日(金)新宿シネマカリテほか全国公開
『胸騒ぎ』

北欧ホラー 映画『胸騒ぎ』 ポスター

【あらすじ】イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦のパトリックとカリン、その息子のアーベルと出会い、同世代の子どもを持つ者同士で意気投合する。
“お元気ですか?少し間があいてしまいましたが、我が家に遊びにきませんか?”
後日、パトリック夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪れる。オランダの田舎町。豊かな自然に囲まれたパトリックの家に到着し、再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な誤解や違和感が生まれていき、それは段々と広がっていく。パトリックとカリンからの”おもてなし”に居心地の悪さと恐怖を覚えながらも、その好意をむげにできないビャアンとルイーセ。善良な一家は、週末が終わるまでの辛抱だと自分たちに言い聞かせるが ——。

2022/デンマーク・オランダ/97分/PG12
監督:クリスチャン・タフドルップ  
脚本:クリスチャン・タフドルップ、マッズ・タフドルップ
出演:モルテン・ブリアン、スィセル・スィーム・コク、フェジャ・ファン・フェット、カリーナ・スムルダース
配給:シンカ 
宣伝:SUNDAE 
宣伝協力:OSOREZONE 
提供:SUNDAE、シンカ

© 2021 Profile Pictures & OAK Motion Pictures

映画『胸騒ぎ』公式サイト

この記事を書いた人

映画評論・映画パーソナリティ・心理カウンセラー 伊藤さとり

SPECIALIST

映画評論・映画パーソナリティ・心理カウンセラー

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邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。

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