【MEGUMIさんの、自分の弱さや痛みの対処法】「40代はオフでは自分を温め、愛してあげたい」書籍『心に効く美容』大ヒット発売中!
執筆者:橋本優香
2001年にデビューし、俳優業だけにとどまらず、カフェのオーナーやウェブメディアの制作、ドラマのプロデュースなど、次々と新しいプロジェクトにチャレンジしているMEGUMIさん。一見、強くて、何事にもブレない姿が印象的だが、身近な人やスタッフからは、感情的で弱い性格だと認識されているという。5月12日発売の『心に効く美容』では辛く苦しい時期に「自分はこのままでいいんだ」と自己肯定感をあげてくれた美容法を数々紹介。予約段階で大ヒット確定の最新美容本、GLOW読者は必見です!
女性は自分の弱さに気づきにくい生き物。
だから、もっと自分の心に耳を傾けよう!
——『心がくすんでいては、本当に美しいとは言えない』と書籍に書かれていました。また、『心をケアするために美容をやってると言っても過言じゃない』とも。MEGUMIさん自身、“心のくすみ”をどんなときに感じますか?
「心のくすみは、ほぼ“毎日”感じます(笑)。年を重ねると、仕事のこと、家族のこと、対人関係のこと、そして、自分自身の気分のムラなど思い通りにならないことってたくさんありますよね? 私も一緒です。特に日本人は溜めやすくて、ついつい我慢してしまったり、自分のことを後回しにしがち。ただ、辛いこと、苦しいことは外に出していかないと、それが“心のくすみ”になっていくと思うんです。その前に“デトックスする”ということの重要性をこの本でお伝えしたかったんです」
書籍では『美肌になると幸福度が上がる』『(肌の)くすみを取り去ると、人からの印象も180度変わる。その大きな変化で、自分のマインドも確実に前向きに変わります。』と言っているMEGUMIさん。くすみケアのひとつとして、週2のクレイパックをあげています。たまには、手やお尻などにもパックするとか。
——「心をデトックスする」って、具体的にどんなことをするべきでしょうか?
「人それぞれだと思います。女友達と発散するのもよし、信頼のおける人に相談するのもよし、映画を見ながら泣くのもよし……、自分のやり方でいいのだと思うんです。私が行っているのは悩みや問題を“ビジュアル化”することです。ひたすら、悩みや感情をノートに書き、その上で自分を俯瞰(ふかん)で見ること。『あ~! 私はこんなに小さなことで悩んでいたんだ』と思って、スッキリすることもしばしばあります」
——心のために生活を変えることも、ときには必要でしょうか?
「はい。多くの40代は辛いこと、悲しいことに慣れてしまって自分がどれだけ弱っているか気づいてないので習慣を変えることも重要だと思います。負の感情が渦巻いて、自分の殻から抜けられないときは、スキンケアや運動、食事などで、生活を変えるということは有効です。また、エステや、鍼・マッサージなどで、外側から癒してあげることもおすすめです」
40代になってはじめたこと、
そして、やめたこと
——MEGUMIさんは、やりたいことは自ら掴みに行って、形にしているイメージがありますが、その“パワーの源”は何でしょうか?
「もともと美容が大好きで、それは間違いなくパワーになっていると思います。スキンケアで重要視しているのは、やはり“保湿”。30代の頃と比べて、化粧水もトロトロ、クリームはコックリが好きになりました。保湿のギアを一段階上げた気がします。あと、“継続は力なり”ってよくいいますが、40歳を超えたら、体力づくりが肝心だと思います。基本的には週2回ジムに通い、週1回ピラティスに通っていますが、自宅でも筋トレ、ストレッチをします。(今日みたいに)朝から仕事が入っている日は、朝起きて30分間だけYouTubeを見ながらエクササイズをしてきました。全身の巡りがよくなると、疲れも取れるし、心がラクになるんです。50代でも“動ける女”でありたい(笑)ので、そのためには40代のエクササイズは必須ですね」
シアートップス1万3970円(ネイヴ オンワード樫山TEL03-5476-5811) オールインワン8万3600円(エブール/リトルリーグ TEL0800-100-2274) ピアス5万9400円、バングル13万2000円、右手人差し指のリング3万6300円、左手人差し指のゴールドリング2万6400円、左手人差し指のシルバーリング3万1350円、イヤーカフ※左手中指のリングとして着用1万3200円(すべてアフターシェイヴクラブ)
——逆に40代になってやめたことってありますか?
「う~ん、“盛る”ことをやめましたね。時代もありましたが、リップもアイシャドウも“盛り盛り”だったし(笑)、ハイヒールにロングスカートなどトゥーマッチなこともありました。今となっては、どこを目指していたんだろう…って思います(笑)。3年前に、まつげエクステも辞めましたが、エクステの付けていない自分を当時は受け入れられず、“物足りない感”がありました。でも、『(まつげエクステを)しないほうが絶対にいいよ』って言ってくれる友人がいたんです。そういう信頼のおける友人が周りにいることはありがたいですよね。40歳を過ぎた今、メイクは引き算が必要。ベースも薄付きで、ポイントメイクは盛るとしても1か所だけ。抱えていた荷物を手放すように、メイクも軽やかでいたいと思っています」
書籍では、心のケア方法はもちろん、肌トラブルの時に使うコスメ、復活したほうれい線を消すピラティス・ポーズ、カラーコスメ、ヘアケアなど様ざまなアイテムや方法が紹介されています。いまポイントメイクをするならチークを重視しているそう。
大好きなものに
囲まれながら生きたい!
——今、42歳のMEGUMIさん。40代はどのように過ごしたいですか?
「仕事面では、ひたすら走り続ける(笑)。その代わり、プライベートでは自分を温め、愛でてあげたいと思っています。今、白を基調にしたパリのアパルトマン風の部屋に住んでいるのですが、好きな絵を飾って、お花があって……とにかく、好きなものに囲まれて過ごしています。息子も留学しているので、休みが3日間あったら旅にでかけています。日本中の神社巡りも好きですが、世界もまだ行っていない街がたくさんあるので旅してまわりたいですね。それが心のデトックスにもつながります」
——今すぐできる、“心の弱さの対処法”をお願いします!
「40代は夏でもお風呂に入って、からだを温めましょう。お風呂の電気を消して、傷ついたときは甘めの入浴剤、疲れたときはヨモギなど、その日の気分によって入浴剤を変え、一日を解放してあげましょう。全身の巡りがよくなれば、疲れも取れて、リセットできます。明日には必ずいいことがあると信じて!」
『心に効く美容』
予約時点で大ヒット決定。MEGUMIさんの最新美容本。今回は心のケアにフォーカスし、「メンタルが強い」「ブレない」と思われがちなMEGUMIさんが、10年間さまざまな経験をし、あらゆる美容法を試した末にたどり着いた、「心に効く美容法」と「思考法」を紹介。ありのままの今の気持ちを教えてくれたロングインタビューは必読。
【PROFILE】
めぐみ:女優、タレント。1981年9月25日生まれ、岡山県出身。雑誌やテレビ番組のほか、多くのドラマ・映画に出演。現在は個人事務所の代表を務めるほか、金沢のカフェ「たもん」の経営も行う。1000以上も試した美容法の中から効果を感じたものを集めた美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)が空前の大ヒット。5月29日、自身がプロデュースするスキンケアブランド「Aurelie(オレリー)」がローンチする。
撮影=梶田麻矢 スタイリング=斎藤くみ ヘア&メイク=エノモトマサノリ 取材・文=橋本優香
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