【『光る君へ』の世界】平安時代も貴族は車持ち! 当時から犬や猫をペットにしていた?【平安貴族のミニ雑学】
執筆者:GLOW編集部
楽器の演奏は必須の教養
『源氏物語』にはたびたび管弦を奏する場面が出てきます。中でもよく登場するのが、光源氏が得意とする琴の琴[きんのこと]と、頭中将・柏木親子が得意とする和琴[わごん]です。平安時代の貴族にとって、楽器の演奏は必須の教養でした。
琴の琴
琴の琴は、単純に『琴[きん]』とも呼びます。また、『七絃琴[しちげんきん]』とも呼ばれ、作中では光源氏や末摘花、女三の宮などが演奏しますが、紫式部の時代には、すでにこの楽器を演奏する人はいなかったといわれています。この琴は箏[そう](現代の一般的な琴)と違って琴柱[ことじ]がなく、右手で絃をはじき、左手で音階を出すというスチールギターのような奏法で演奏しました。
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