【神崎恵】パーティや会食、大人のマナー「自分も相手も気持ちよくいられるのが大事」【酸いも甘いもオンナの醍醐味】
執筆者:土谷沙織
【マナーを学ぶと、自分のことも大切に扱えるようになる】
大人のマナーについて聞かれるとき、私は「一緒にいて気持ちいい、心地いい」「見ていて清々しい、美しい」ことがその根底にあるとお答えしています。ファッションやメイクのT POはもちろん、歩き方や視線、姿勢やちょっとした所作、発する言葉や語尾。あらゆるものに、「心地よい空気を纏う」。それが、大人のマナーなのではないかと私は思うのです。
とりわけ日本は、細かいお作法がたくさんあります。割り箸の割り方やお酒のつぎ方、お椀の蓋の開け方、お礼状の書き方……など、面倒なことも多いですが、知っていて損はない。いつなんどきでも、ガチガチにマナーを守れ、ということではありません。わかった上で自分なりのラインを決めることが大切だと思います。 最近マナーを学び始めた友人がこんなひと言を。「あらためてきちんとマナーを学ぶと、他人はもちろん、自分のことを大切に扱えるようになった気がする」と。これ、とても素敵な考えだと思いませんか? 今からだって遅くありません。今一度、基本的なマナーをおさらいしてみるのもいいかもしれません。
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