【自律神経を整える】ストレスを感じている人が取りがちな行動はこれ! 小林弘幸『捨てる勇気100』
執筆者:GLOW編集部
自律神経を整えるためには、様ざまなものを手放すことが大事。小林弘幸教授の著書『捨てる勇気100』から、手放したいものを紹介! 今回は見逃したくないストレスのサインについて。
そもそも、自律神経って何?
『私たちは毎日、手や足などを自分の意思で動かしながら生活をしていますが、一方で内臓や血管などは自分の意思で動かすことはできません。
このような「自分の意思で動かすことができない部分」をコントロールするのが自律神経の役割。~中略~自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。この2つは車の「アクセル」と「ブレーキ」にたとえることができ、運動をしたり興奮したときに交感神経が高まり、逆にリラックス状態のときには副交感神経が高まるようになっています。
このサイクルが乱れると、夜に眠れなくなったり、逆に日中に頭がぼうっとしたり、なんとなく心や体の調子が悪いと感じるといった数々の不調につながるのです。』(『捨てる勇気100』より)
全身をめぐり、呼吸や消化、代謝、排尿・排便など生きるための基本の機能を司る自律神経。意識して整えたい。40代におすすめの捨てたいものを紹介!
捨てたい生活習慣
041 ストレスのサインを見て見ぬふりしない
激動の現代社会を生きる私たちは、常にストレスの原因となるものに囲まれています。知らず知らずのうちにストレスを感じて、それが私たちのパフォーマンスを下げているということも珍しくありません。それを防ぐために、ストレスを感じている人がとりがちな行動、つまり「ストレスのサイン」を把握しておきましょう。
典型的なストレスのサインの一つは、インターネットをダラダラと見続けてしまうというものです。「〇〇について調べる」などといった明確な目的がなく、特に興味があるわけでもない情報をダラダラと見続けているというのは問題があります。実はこの行動は、現実逃避をしていることの表れなのです。
人はストレスを受けると、まず交感神経が上がって副交感神経が下がります。その次に交感神経と副交感神経の両方が下がります。これはわかりやすくいえば、無気力で無反応になっている状態です。体のスイッチが入らず、ただぼんやりと過ごしてしまいます。この症状がひどくなると、うつ病につながることもあります。与えられた情報をただひたすら受け取り続ける、まさにネットをダラダラと見続けるような行動がこれにあたるのです。
また、しゃべるのが速くなるというのもストレスのサインの一つです。ストレスによって交感神経が上がっていることの表れともいえるでしょう。交感神経が上がっているときは血流が悪くなり脳の働きにも悪影響が出て、しゃべる速さや感情がコントロールしにくくなるのです。
ほかにも、パソコンのタイプミスの連発などもストレスのサインの一つです。こうしたサインに気づいたときには、リラックスして過ごすことを心がけてください。
☑ストレスのサインを察知して早めに対処する
※『捨てる勇気100』より
ネットをだらだらと見続けてしまうことあります。小さなことでもため込むとよくないので日々気をつけたい!
『捨てる勇気100』
順天堂大学医学部教授
小林弘幸
勇気を持って「捨てる」ことで、人生を輝かせるメソッド集。自律神経の名医・小林弘幸教授が考案した、自律神経が整う新メソッド100本を公開。
第1章 身の回りのものを捨てる、第2章 生活習慣を捨てる、第3章 これまでの考え方やクセを捨てる、第4章 食事の常識を捨てる、第5章 人間関係を捨てるの全5章。物理的、心理的に捨てることで健康に!
単行本1430円、Kindle版(宝島社)
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