大和悠河さん「演じている役柄がいつも自分の中にいる感じ」【輝け! ヴィーナス力Vol.8】
執筆者:根岸聖子
宝塚歌劇団出身のステキな方が異なるファッションを披露する『輝け! ヴィーナス力』。大和悠河さんのゴージャスなキャミワンピスタイル、お嬢な雰囲気の花柄スカートの着こなしをご覧ください!
ドレッシーな私!
キャミワンピース&ファーに靴で遊びを入れて
「海外での観劇スタイルだと、ちょっとドレッシーな装いなんですよね。でもフォーマル過ぎず、ブーツで遊びを入れて。抜け感も大事にしたい」(大和さん)
これだ!というものに
出合うまで妥協はしない
装いというのは、その日の気分に大いに作用するもの。様ざまな衣装を身につけて役を作り上げてきた大和さんは、ふだんから意識的に着るものをコーディネートしているという。
「昔から、寝る前に必ず、翌日着るものをトータルコーディネートしていて。演じている役柄がいつも自分の中に存在している感じなので、私服のテイストもその都度、よく変わります」
ちなみに今は、ミュージカル『リト・ゾンビガール』で演じている妖精のようなゾンビの長老、リリィ役と同じラベンダー色の服が多くなっていると笑う。
「稽古場でも〝リリィ〞の色だねって認識されますし、役がつかみやすくなるんです。時代ものの時は、普段から和服を着るようにしています。そのほうが、こなれた感じで動けますから」
服を買うときに大事にしているのは、素直に心が動くかどうか。
「1着あると便利かなと、頭で考えて買った服は、出番がなくなります。定番の白シャツなども、これだ! というものに出会うまで妥協はしません」
気持ちを大事にして、〝ガワ〞からも内面からも、役への準備を徹底させる。
「アニメ『怪盗クイーン』シリーズで、声優に初挑戦しました。演じるクイーンは、年齢も国籍も性別も不詳。宝塚で培ってきたことと、女優としてやってきたことを織り交ぜて、オファーを頂いてから2年半様ざまなパターンを想定して臨みました。不安が大きかったのですが、すぐにOKを頂けて。最初の一歩さえ踏み出してしまえば、楽しめる。今回も挑戦してみてよかったなと思いました」
姫気分な私!
ふわっとしたスカートを楽しむ
「オードリー・ヘプバーンじゃないけど、ふわっとしたスカートを着ると姫気分になれるんです。赤いパンプスがまた女子心をくすぐります」(大和さん)
PROFILE
大和悠河(やまと ゆうが)
8月4日生まれ、東京都出身。1995年に宝塚歌劇団に入団、宙組トップスターとして活躍後、’09年に退団。劇場用アニメ『怪盗クイーンはサーカスがお好き』では声優に初挑戦。NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』の全国ツアーが9月~10月に上演予定。
モデル=大和悠河 撮影=YUJI TAKEUCHI<BALLPARK> スタイリング=大沼こずえ<eleven.> ヘア&メイク=岡田知子<Tron> 取材・文=根岸聖子 ※GLOW2022年10月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
この記事を書いた人
女性誌、テレビ誌、インタビュー誌など定期刊行物やwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。好奇心の赴くままに、体験もの、実用記事、書籍なども常時進行中。
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