山﨑まいこ先生・大野真理子さんに聞く【40代美容Q&A おうちでできるボディケア/乾燥を防ぐ、セルライト撃退、ストレッチ、ハリを出す】
執筆者:夏目 円
肌・髪・ボディの悩みに深刻さが増す40代。GLOW読者にインスタアンケートで聞いたリアルな悩みを、美容家も通いつめる皮膚科医、山﨑まいこ先生と“皮膚の変態”と呼ばれる話題の美容家、大野真理子さんが「自分の美は自分でつくる」をテーマにお答え。今回はセルフで出来るボディケアです!
【Q 乾燥シーズン、クリーム、オイル、ミルク何がいい?】
A 乾燥がひどいなら2種類を重ねて
「乾燥の度合いによって使い分けます。軽い乾燥ならミルクだけでいいですし、乾燥がすすんでいるならふたつ重ねます。乾燥がひどいなら、お風呂上がりの湿っている肌にオイルをなじませて、その上からミルク、もしくはクリームを重ねると潤う力が増します。ひざ下、ひざ、ひじ、腰など乾燥しやすい部位は重点的に」(山﨑先生)。
左:休眠や睡眠のことを考えて開発された香り。ベタつかず、軽やかな感触のオイル。ウェルネス マッサージオイル ラベンダー&ベチバー 100mL 3300円(ザボディショップ) 中:3つの植物性潤いバリア成分を配合。敏感な肌もやさしく保湿。アベンヌ トリクセラNT フルイドクリーム 200mL 3520円(ピエール ファーブル ジャポン) 左:天然由来の保湿成分を配合。塗るたびに潤いを守る。ダイアンボタニカル ボディミルク モイストリラックス 500mL 1017円(ネイチャーラボ)
【Q セルライトに効果のあるセルフケアを教えて!】
A マッサージガンで筋肉のコリをほぐして
「痛みや疲れが溜まっているとその部位にどんどんムダなお肉がついていきます。寝る前に股関節や疲れているところをほぐしてあげましょう。手でマッサージするよりも、流行りのマッサージガンを使えば振動によって筋肉がダイレクトに刺激されて、心地いいリズムで楽しくマッサージができます」(大野さん)。
足の疲れが蓄積されないように股関節もしっかりほぐして。足の付け根から太ももの前側に向かってマッサージ。
腰のあたりを全体的にほぐす。少しずつ移動させながら振動を与えることで、めぐりがよくなり軽くなる。
エクサガン ハイパー
わずか220gのボディ。パワフルな振動で各部位を効率よくケア。エクサガン ハイパー 1万1880円(ドリームファクトリー)
シックスパッド パワーガン
最大3000回/分の振動機能で、筋肉に心地よくアプローチする。シックスパッド パワーガン 1万9800円(MTG)
【Q ボディもハリのなさ・皮膚の衰えの対策は?】
A 頼れるボディコスメでマッサージ!
「顔と同じようにボディもたるみますから、セルフケアは必須です。私の場合、出産を機にバストが垂れてしまい、エンビロンのオイルで必死にバストケアをしました。高濃度のビタミンA誘導体配合で、とにかくハリが出ます。もちろん全身のケアにもおすすめ!」(大野さん)
左:3つの脂肪細胞にアプローチ。できてしまったセルライトにも。ボディフィット 200mL 9350円(クラランス) 右:「私にとってはおっぱいオイル」(大野さん)。ビタミンA・C・E配合のスキンオイル。エンビロン モイスチャーACE(エース)オイル 100mL 9790円(プロティア・ジャパン)
【Q 高いケアだけでなく自分でできるボディケアを教えて!】
A ストレッチで体の軸を整える
「わたしも毎日していますが、1日5分でできるストレッチがおすすめ。年齢を重ねると股関節が硬くなりますから、そこを重点的にほぐすことで少しずつやわらかくなります。からだの軸がしっかりしていないと姿勢が悪くなり、ボディラインに影響を与えます」(山﨑先生)
- 床に座り右足を曲げ、左足のひざを立てる。背筋をすっと伸ばし、お尻の筋肉に負荷をかける。反対側も同様に。
- 上体を床に近づけて両ひじを床につける。右足を胸前で曲げ、左足はまっすぐ伸ばす。反対側も同様に。
- 右足を前に出し上体を下げ左足は後ろに伸ばしひざ下を床に。左足太もも前側の筋肉を伸ばす。反対側も同様に。
☑教えてくれる美の賢者
山﨑まいこ先生
各界著名人・美容関係者から信頼を集める皮膚科の名医。滋賀医科大学卒業後、大阪市内で皮膚科医としての勤務を経て2017年「まいこホリスティックスキンクリニック」を開院。
大野真理子さん
本業のアパレル経営の傍ら、スキンケア好きが講じてSNSを発信、15万人以上のフォロワーを持つ。自身を“皮膚の変態”と名乗るように、変態級の肌の知識の持ち主。自身の肌は杏仁豆腐級!
撮影=古家佑実〈SORANE〉 取材・文=夏目 円 ※GLOW2022年12月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
この記事を書いた人
美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。