紅 ゆずるさん「稽古や課題を乗り越えた産みの苦しみが揺るぎない自信につながります」【輝け! ヴィーナス力Vol.12】
執筆者:土谷沙織
宝塚歌劇団出身のステキな方が異なるファッションを披露する『輝け! ヴィーナス力』。紅 ゆずるさんのさわやかなシャツの着こなし、エッジのきいたネオンカラースタイルをご覧ください!
ネイビー×ホワイトのさわやかで
リラクシーなわたし!
「ばさっと羽織ったストライプ柄シャツでオフの日のお昼のお出かけみたいなムードの抜け感のあるレイヤードができあがり。シルバーとパールのコンビネックレスが放つスタイリッシュさもお気に入りです」(紅さん)
2023年は物を増やさない!
気持ちにも住空間にも余裕が生まれます
この日の紅さんの私服は、黒のリブタートルニット×スキニーパンツというミニマムな着こなし。 「ゆるっとした服に体が甘えてしまわないよう、普段からあえてぴったりめを着て自分を戒めています。理想は、ハリウッド女優みたいな適度に筋肉がついたメリハリボディ。どんな衣装でも着られるよう、日々体を鍛えているんです」
そんな風に高いプロ意識を維持しながら、それを楽しんでいるところは紅さんの格好よさのひとつ。 「わたしが今目指しているのは、『これは紅ゆずるに任せておけば大丈夫』と、皆さんに思っていただける演者としての強みをいろんな場面で確立することです。また自分が心から演じることを楽しんでいるかは、観ている人に伝わるもの。舞台であれば、初日を迎えるまでに厳しい稽古や課題をひとつひとつ乗り越えた産みの苦しみが、揺るぎない自信につながる。裏打ちされる経験や時間こそが、わたしを舞台上で輝かせてくれるのだと思います」
2023年の抱負をたずねると「物を増やさないことです」と答えてくれた。 「先日も、家にある物の半分以上を人に譲ったり、リサイクルに出したりして処分しました。住空間に余裕ができると、自分の気持ちの余裕も生まれ、仕事やプライベートの充実につながる気がします。だから来年はずっとスッキリした家をキープしたいです。あと、わたしは風水が好きなのですが、中国では 〝開運〞ではなく〝改運〞と書くそう。〝改運〞には、待ちの姿勢ではなく、自分から動いてラッキーを掴みに行くイメージがあって、わたしの性に合っているな、と思っています!」
ネオンカラーで春気分先取り。
エッジームードなわたし!
「シルバーや蛍光色の入った個性的なプリントでカジュアルなセットアップに凛とした強さが生まれます。クールで媚びない格好よさが前面に出て女性らしさがさりげなくにじみ出る感じが個性的。軽やかな着こなしで、春を先取り気分」(紅さん)
PROFILE
紅 ゆずる(くれない ゆずる)
宝塚歌劇団88期生として星組に配属、その後星組トップスターに。2019年の退団後は、女優、タレントとして活躍。2月には芸能生活20周年ディナーショー「Vingt Rosso」を東京、大阪で開催。さらに写真集「悪い女~a bad woman~」を発売。今後の活躍が注目される。
モデル=紅 ゆずる 撮影=金谷章平 スタイリング=大沼こずえ〈eleven.〉 ヘアメイク=野田智子 取材・文=土谷沙織
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