【不調ケア】血行UPの前にまずリラックス! 精油マッサージ&ハーブティーで血行を促進し体の不調を取り除く!
執筆者:GLOW編集部
体によさそうだからハーブティーを飲むとか、部屋のフレグランス感覚で精油を使っている人も多いはず。意識して取り入れれば不調ケアに。植物の効果や種類をオリジナルのハーバル製品を作るチムグスイの鈴木七重さんに教えていただきました!
☑リラックスすることを優先すると血行もよくなる
更年期の不調をラクにするには、「余分な力が抜けていて、血流がよくて、滞りのない体」にすることが大切。たとえば足は冷えて、体の上の方が暑くなる〝冷えのぼせ〞の状態は、熱のバランスがとても悪い。そんな時は足を温めることが必要です。足が温まると上に集中していた熱が下へ移動して、体がまんべんなく温まります。ハーブや精油を入れた足湯、キャリアオイルに精油を加えたオイルでのマッサージがおすすめ。
最初に挙げた3つのポイントのうち、血流をよくすると体にいいと知っている方は、そこだけをよくしようとするのですが、余分な力を抜くことが先決。現代人は自律神経が乱れている人が多いのでリラックスが大事。カモミールやエルダーフラワーのような、リラックスする・温めるの両方の効果があるハーブなら一挙両得です。
植物の力で巡らせる方法はいろいろありますが、いちばん身近なハーブティーから始めてはいかがでしょうか。飲んだ時に「は〜っ」と思わず声が出てリラックスできるハーブティーは、自分にとって必要なものだと思って大丈夫です。
【精油マッサージでマッサージや足湯】
ひざ下を下から上へ オイルマッサージ して
ほとんどの精油は肌に直接つけるのはNG。植物オイルで希釈してマッサージに使います。オイル50mLに対して精油を10滴混ぜるのが目安。希釈した精油を手のひらに広げて、足先からひざに向かって軽くさすり上げて。リンパの流れをよくするローズゼラニウムと、血行を促すスウィートマジョラムを5滴ずつ使うのがおすすめです。
ラベンダーと柑橘が調和した人気の香り
ラベンダーとゼラニウムにマンダリンなどをブレンド。誰もが心地よいと感じる香りでリラックスできる。リラクセーション 5mL 2970円(ニールズヤード レメディーズ)
GLOW世代の女性にぴったりのブレンド
ローズ、クラリセージ、ゼラニウムなどをブレンドした華やかな花の香りが、心と体を解きほぐす。シアワセ感じるアロマ 5mL 3190円(enherb)
☑ホットフラッシュ・のぼせには「精油を使ったハーブ足湯」を
たらいやランドリーバスケットに42~43度のお湯をくるぶしが浸かるまで注ぐ。すぐに冷めるので、少し熱めが適温。そこに精油を1~2滴入れて20~30分浸かる。香りが立ち上って芳香浴もできます。スウィートオレンジの精油は温め効果は高いけれど、肌がピリッとすることも。ジャスミンやローズ、イランイランはのぼせに効きます。
【ハーブティーでリラックス】
リラックス効果のあるブレンドティーから始めてみて
「ハーブティーは味が苦手」という人は、このハーブの効能がいいからと単一ハーブのお茶を飲んでいるせいかも。味がいまひとつなハーブもあるので、ブレンドされたものがおすすめです。まずはカモミールやエルダーフラワーメインのお茶で十分にリラックスしてから、血行によいハーブティーにすると効果を実感できます。
180mLに対して小さじ1杯程度の茶葉をポットに入れる。熱湯を注いでフタをして3分蒸らす。ハーブティーの湯気には有効な成分が含まれているので、ティーバッグでいれる時も小皿などでフタをして。
☑お手軽なブレンドティーは飲みやすくておすすめ
ブレンドティーはブランドによって味が様ざま。少しずつ試して毎日飲みたいと思えるものを探すのがベター。
たんぽぽ根ベースでスパイシー&香ばしい
RIKACOさんが商品開発に携わったお茶。たんぽぽ根とエルダーフラワー、ハイビスカスなど全6種のハーブをブレンド。アクティブ ブレンド ダンデリオン 2g×20個 3500円(ティーライフ)
ホルモンリズムを整えて更年期の悩みをサポート
鈴木さんが飲みやすさを考えてブレンドしたお茶。血行を促進して体を芯から温める。チムグスイ 温ON 06エルダーフラワーベースL 24g 2268円(チムグスイ)
ハーブティー初心者ならいろいろ試せるアソート!
20種類のハーブティーがアソートで飲み比べられる。自分の好きな味を探したい人におすすめ。SONNENTOR 20種類のお茶 1~2g×20袋 1404円(コスメキッチン)
【教えてくれたのは】
∴chimugusui(チムグスイ)
鈴木七重さん
植物を取り入れた暮らしをすると心と体が調和することを実感し、植物療法を学ぶ。2009年より植物療法の講座を開始。オリジナルのブレンドハーブティーは受講者に飲みやすいと人気。
取材・文=黒川ともこ ※GLOW2023年5月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
この記事を書いた人