【睡眠】寝る前のアイスは正解!? 暑い夏の快眠法【夏の寝付きにくさ改善】
執筆者:ヴィーナスちゃん
更年期の女性が体も心も健康でいるための情報をリサーチしているヴィーナスちゃんが、慶應義塾大学大学院の神武直彦先生に夏の寝付きやすさの秘訣を聞きました!
【体の内部の温度、が寝つきやすさのカギ】
ヴィーナスちゃん(以下V) 体温と寝つきのよさが関係すると聞いたのですが、どんな理由があるのですか?
神武先生(以下神武) 私たちの体は日中には脳や内臓などの体の内部の温度(深部体温)が高く、夜になると深部体温が低下して眠気を誘い、睡眠へと向かう生体リズムを持っています。深部体温が下がることは入眠に必要な要素といえます。
V 深部体温を下げるにはどうすればいいですか?
神武 深部体温を一時的に下げる入浴は、その後の深部体温の低下を誘発します。
☑寝る1時間前までにお風呂から上がる
湯船に浸からないと深部体温は下がらない
お風呂で温まるとその後、深部体温は自然に下がっていきます。シャワーだけでは得られないものなので、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって。左:クナイプバスソルト[スーパーミントの香り]50g 165円、中:クナイプ バスソルト[ライムミントの香り]50g 165円(クナイプ) 右:メントールを含む和種のハッカでお肌さっぱり。[ハッカ湯]30g 220円(北見ハッカ通商)
【冷たいものを摂るのも有効】
神武 また、冷たいものを摂るのも有効です。
V 冷たいものを摂ると寝付きやすいなんて意外でした! かき氷やアイスでもいいんですか?
神武 かき氷やアイスでも多少効果があると思いますが、氷の粒を胃まで届けることが体の中から冷やすポイントです。微細な氷が混ざっている「アイススラリー」という飲料は冷却効果が高く、睡眠の質を上げるのに役立ちます。入浴と冷たいものを組み合わせるとより寝つきやすくなると思いますよ。
☑アイススラリーは寝る30分前に
アイススラリーを飲むと30分ほどで深部体温が下がることがわかっています。寝つくまでの時間が短縮されて睡眠の質が上がります。食後2時間以上経ってから飲むと、食事に影響されずに十分な冷却効果を得られるそう。熱中症対策にも◎。
【教えてくれたのは】
神武直彦教授
こうたけなおひこ:慶応義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科の教授。人工衛星やロケットなどの宇宙システムから、都市や人の体まであらゆるものを研究。慶應義塾横浜初等部長(校長)も務める。
アイスやかき氷、アイススラリーの摂りすぎは内臓への負担や深部体温が下がりすぎてしまうので注意してください。
イラスト=二階堂ちはる 取材・文=黒川ともこ ※GLOW2022年9月号より
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