【健康】「夏の冷え解消!」実は冷えているかも、体のサインをチェック【温め対策2選】
執筆者:ヴィーナスちゃん
更年期の女性が体も心も健康でいるための情報をリサーチしているヴィーナスちゃんが、夏の冷えについて調査! 美容鍼灸サロンCALISTAのCHIHIROさんに、冷えのサインや対策を聞きました!
【交感神経が優位になると筋肉が緊張して冷えを招く】
ヴィーナスちゃん(以下V) 暑がりであまり冷えを感じたことがないんです。
CHIHIROさん(以下CHIHIRO) 足はどうですか? 触ってみてください。
V わ、ひんやりしています!
CHIHIRO 熱気は体の上に行き、水分は体の下に行くからです。上半身が暑いから冷えていない、ということではないんです。もしかして足の裏に汗をかきませんか? それも冷えている人の特徴で、下に溜まった水が汗になるんです。熱を分配するのは血液なので、血液の巡りがよければ冷えません。ですが、暑さで交感神経が優位になると筋肉が緊張するため、血管が収縮してめぐりが悪くなるんです。睡眠の質も下がります。
V 爆睡できていて、夜寝たままの形で目が覚めることもあります!
CHIHIRO それも実は冷えが原因なんですよ。脳や体が緊張したまま眠っているから、熱の分配がうまくいかず、リラックスもできない。冷えを解消するには冷たいものを摂ったら温かいものも摂るとか、冷房の効いた部屋では足首を温めるのもおすすめです。
☑意外な冷えのサイン
一見すると関係ないようなことも実は冷えのサイン。当てはまる項目があったら冷え体質と心得て。
1.朝起きた時、お腹が冷たい
2.夜なかなか眠れない
3.肌荒れしやすい、くすみやすい
4.理由もなく気持ちが落ち込む
5.夏でもあまり汗をかかない
6.眠りについた時の姿勢で目が覚める
7.ご飯を食べたらすぐ寝てしまう
8.疲れやすい
9.PMSがある
10.むくみやすい
11.イライラしやすい
12.足の裏に汗をかく
【冷え対策:三陰交と湧泉をお灸でほぐす】
足を温めて全身に熱を分配して!
熱が上に向かい、水が下に溜まることを考えると、足を温めて熱を分配することが重要。お灸をツボに乗せると冷えがほどけて血行がよくなり、全身がまんべんなく暖まります。湧泉は足裏のツボで、足指をグーの形に握った時にいちばん凹む部分にあるツボ。体の疲れやだるさを取る効果があると言われる。三陰交はくるぶしから指4本ほど上にあるツボ。脛の骨の際にあり、女性ホルモンの分泌を促す。
煙なしで扱いやすいお灸
湧泉、三陰交に。煙の出ないお灸 せんねん灸の奇跡 ソフト 50個入り1380円
【冷え対策:半身浴でじっくり温まる】
ぬるいお湯に全身がポカポカするまで浸かる
半身浴で体を温めて。上半身が冷えてきたら肩に乾いたタオルをかけて。
☑教えてくれたのは
CHIHIROさん
美容鍼灸CALISTA/C by CALISTA総院長。テレビ局のアナウンサー時代に鍼灸に開眼し、PR会社経験を経て鍼灸師となる。「365日、調子がいい」を施術コンセプトに、女性の一生を支えられるサロンを目指している。
CALISTA恵比寿本店
女性限定・個室の鍼灸サロン。鍼灸、オイルトリートメントで女性の美容と健康を応援。
東京都渋谷区恵比寿1-22-8 ヤマベビル4F 予約制 不定休 ※他に戎駅前店、広島店がある
イラスト=二階堂ちはる 取材・文=黒川ともこ ※GLOW2022年9月号より
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