【更年期】の不調も元気のなさも「血流」のよさにかかってる!【大人気の漢方薬剤師・堀ママが解説!】
執筆者:GLOW編集部
血流は全身の細胞に酸素と栄養、そして熱を届けています。更年期の血流の大切さを、書籍やSNS等で大人気の漢方薬剤師・堀ママにお話をうかがいました。
☑血流は血とエネルギーの巡り
「血流は生きものにはなくてはならないものです。人の体はおよそ37兆個の細胞でできていますが、血流は細胞に酸素と栄養、そして熱を届けています。つまり血流が悪いということは体が動かない、細胞が機能しないということです。西洋医学では血流=血液の流れですが、漢方では血流とは血の流れだけでなく、元気の『気』=エネルギーも流れていると考えます。更年期の女性は女性ホルモンの影響で不調を抱えやすいですよね。そこでさらに〝血流〞が悪くなると気持ちや体調にダイレクトに響きます」(堀ママ)
漢方の「血」とは血液だけでなく、血液中の栄養とホルモンをすべてひっくるめて「血(けつ)」と呼ぶ。
やる気、元気など体のエネルギーが「気」。気持ちの「気」でもあり、感情にも影響する。
血流は血液サラサラならそれでいいという話ではなく、血液と栄養、ホルモンが含まれる「血」と、エネルギーや気持ちのことである「気」の両方を漢方では“血流”と考えます。「血」と「気」が適度に満たされて、全身を巡っている状態が、心身ともに万全な状態といえます。「血」と「気」が不足していたり、滞っていると不調をきたします。
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