【小泉今日子×MILK大川ひとみ対談】10代のアイドル時代の話も!「ずっとこのまま自由にやりたいことをやっていきたい」
執筆者:GLOW編集部
原宿ファッションの草分け、MILKとMILK BOYのディレクター大川ひとみさんの連載「原宿KURU?」。毎回豪華ゲストを迎えて、ストリートファッションの聖地〈原宿〉についてトークする第5回目は、小泉今日子さんが登場。デビュー当時の出会いのエピソードから独立の話まで盛りだくさんです!
【今回のゲストは小泉今日子さん!】
☑撮影した場所は原宿の交差点!
小泉今日子(以下、今日子) 久々にMILKを着て、私もまだまだイケるなって思いました。ひとみさんの撮影の時はいつも『今日は17歳(の気持ち)でね』って言われていたんだけど、今日は『18歳』って言われたから1歳年を重ねた気分です(笑)
大川ひとみ(以下、ひとみ) 小泉さんと仕事をする時はだいたいアクシデントが起こる(笑)。カメラマンが遅刻したりとかいろんなことがあって。
☑アイドル時代からずっと原宿のカルチャーと並走している感覚
ひとみ どう? 久々の原宿撮影。
今日子 ホームって感じだね。そもそもひとみさんに出会ったのはデビューして間もない17才くらいの頃。原宿をプラプラしていてショップだと思って開けたんだけど、実は(関係者だけの)展示会だったんだよね。でも私に気がついたスタッフの方が『キョンキョンが来てます!』ってひとみさんを呼んでくれて。階段から下りてきたひとみさんに『水ようかん食べる?』って急に言われて(笑)。その後、一緒にお茶しに行ったんだよね。
ひとみ なんでもありの時代だけど、小泉さんは特になんでもあり。
今日子 神奈川県厚木市の出身なので、私にとってはデビュー前から遊びに来ていた場所。10代の頃からスタイリストのお姉さんたちと遊んでて、モンクベリーズとかピテカンとか当時あったクラブに行ったりしてて。その頃、家も近所だったので原宿は自転車で来てた。10代から大人の友だちにいろんなカルチャーを教えてもらったので自分が芸能界という場所にいながら、原宿のようなサブカル的なカルチャーと並走している感覚。
ひとみ 今日着たTシャツは小泉さんの作品のグッズなんだよね。
今日子 スチャダラパーのアニと(小泉さんの)7インチBOXがあったらいいねと話していたことが形になって。スチャダラチーム完全プロデュースの『ミスドーナッツ』という作品を作りました。
ひとみ (Tシャツのデザインにもなっている)ジャケット写真は撮り下ろしたの?
今日子 これは『キスを止めないで』という曲のジャケットを部分的に使っているんです。
ひとみ 今は世界的に80年代アイドルとかがブーム。TikTokやYouTubeで自分の曲を歌ってたり踊ってたりするのも見るでしょ?
今日子 昔、原宿のマリオンクレープの脇の階段で私が撮影していたのを見て、今、聖地巡礼的に同じ場所で撮影して、アップしてくれるコもいたりしておもしろいよね。私も若い頃は、シックスティーズのファッションや音楽が大好きだったから、そういう感覚なんだろうなって思ってます。
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