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【自律神経の乱れ】雨の日の頭痛など「気象病」に注意!【呼吸とマッサージでケア!】

執筆者:GLOW編集部

気象病 雨の日の頭痛を解消  雑誌グロー連載 ヴィーナスちゃんがゆく

更年期(ヴィーナス)期の女性が知りたいことや疑問を、特命調査員ヴィーナスちゃんが調査! 今回は天気に影響されて体調不良が出る「気象病」「雨の日の頭痛の治し方」を、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅先生に教えてもらいます。雨が降る前に頭がズキズキ痛み、更年期に入ってからひどくなってきた……そんな人はチェック!


【ガイド】

久手堅司先生 せたがや内科・神経内科クリニックで気象病外来を立ち上げる。

せたがや内科・神経内科クリニック
久手堅 司先生

自身が院長を務めるクリニックで「気象病外来」を立ち上げ、これまでに5000名を超える患者を診察。医学博士。気象予報・体調管理アプリ「頭痛ーる」監修医師。

せたがや内科・神経内科クリニック


【悪天候が更年期不調の足をさらに引っ張る】

ヴィーナスちゃん(以下V 更年期の頭痛が天気の変化でも悪化するというのはどういう状況なんですか?

久手堅先生(以下久) 気圧、温度、湿度の変化で起こる体調不良のことを「気象病」といいます。気候変動の影響で、短期間で寒暖差や気圧差など激しい気象変化が起こった時に頭痛や全身倦怠感、首・肩こり、めまい、耳鳴りなどの不調が出るんですね。メンタルに影響する場合もあります。正式な病名ではないので医師には理解されないことも多いです。気象変化と女性ホルモンの影響が重なると症状がさらに重くなることがあります。

 それはどうしてですか?

 不調に関していうと数学的な話にはならずに、マイナス×マイナスはマイナスにしかならない。しかも、気象病は、気象変化に合わせて体温調節などを自動で行う自律神経にも関わります。更年期のホルモン減少だけでなく、自律神経の乱れで、頭痛、心の不安定など、すべてのマイナス要素が連動した結果起こって、そこに気象的な変化が重なるから悪化するのです。

 簡単にできるケアを教えてください!

 まずは律神経のバランスを整えるために腹式呼吸と胸式呼吸で呼吸のリセットを行います。自律神経のスイッチは、自分で簡単には切り替えることができませんが、唯一、呼吸で切り替えることが可能。胸式呼吸で交感神経が優位に、腹式呼吸で副交感神経が優位になります。気象病の頭痛は、脳の血行不良を改善すると緩和することもあるので、頭まわりもほぐしましょう。耳を回すのもおすすめです。

この記事を書いた人

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