【自律神経を整える】予定は一日3つまで! 無理が続くと負のスパイラルへ……! 小林弘幸『捨てる勇気100』
執筆者:GLOW編集部
自律神経を整えるためには、様ざまなものを手放すことが大事。小林弘幸教授の著書『捨てる勇気100』から、手放したいものを紹介! 今回は予定の入れ方。
そもそも、自律神経って何?
『私たちは毎日、手や足などを自分の意思で動かしながら生活をしていますが、一方で内臓や血管などは自分の意思で動かすことはできません。
このような「自分の意思で動かすことができない部分」をコントロールするのが自律神経の役割。~中略~自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。この2つは車の「アクセル」と「ブレーキ」にたとえることができ、運動をしたり興奮したときに交感神経が高まり、逆にリラックス状態のときには副交感神経が高まるようになっています。
このサイクルが乱れると、夜に眠れなくなったり、逆に日中に頭がぼうっとしたり、なんとなく心や体の調子が悪いと感じるといった数々の不調につながるのです。』(『捨てる勇気100』より)
全身をめぐり、呼吸や消化、代謝、排尿・排便など生きるための基本の機能を司る自律神経。意識して整えたい。40代におすすめの捨てたいものを紹介!
捨てたい生活習慣
024 一日3つ以上の予定を入れるのをやめる
忙しい日々に追われているとつい予定を詰め込んでしまい、少し無理をしたス ケジュールで動いてしまうことが多くなります。
仕事であれば、案件の締め切り日や自由に使える時間の量、タスクを終わらせるために必要な時間の計算など「仕事ファースト」の視点になり、「自分の心身にかかる負荷」には目がいかなくなりがちです。
私はそのような状態では、本来のパフォーマンスが発揮できないと考えています。「コンディションよく仕事を進めていくためには、どのような時間の使い方をすればいいか」という視点もぜひ取り入れてみてほしいのです。
これは私の場合ですが、いろいろと試した結果、一日に3つ以上の予定を組み込んでしまうと心に余裕がなくなり、ベストなパフォーマンスができなくなるということに気づきました。
リラックスするための休憩がとれずにストレスがたまったり、翌日の準備が不十分になったりします。
このような状態が続くと、落ち着いて目の前の仕事に集中できる環境が失われていきます。毎日積み重なる少しの「無理」が肥大化し、負のスパイラルに陥ってしまうのです。
自分の体を気にかけながら仕事をすることで、長期的なパフォーマンスの向上が期待できます。
一日にどれくらいの予定を無理なくこなせるかは個人差があるかと思いますが、まずは3つを目安にタスク管理を実践してみてください。
☑心身ともに無理なく働けるスケジュール管理を
※『捨てる勇気100』より
予定が多いと前日からちょっとげんなりすることも。一日3つまで、を実践したら時間の使い方も上手くなりそう!
『捨てる勇気100』
順天堂大学医学部教授
小林弘幸
勇気を持って「捨てる」ことで、人生を輝かせるメソッド集。自律神経の名医・小林弘幸教授が考案した、自律神経が整う新メソッド100本を公開。
第1章 身の回りのものを捨てる、第2章 生活習慣を捨てる、第3章 これまでの考え方やクセを捨てる、第4章 食事の常識を捨てる、第5章 人間関係を捨てるの全5章。物理的、心理的に捨てることで健康に!
単行本1430円、Kindle版(宝島社)
この記事を書いた人
関連記事