FANTASTICS 最新シングル「Choo Choo TRAIN」リリース! 曲のこと、振り付けのこと、最近ときめいたことを聞きました!
執筆者:根岸聖子
はじまりはJR SKI SKIのCMも印象的なZOO、そしてEXILEのカバーで再びヒットした名曲「Choo Choo TRAIN」。メンバーそれぞれがドラマや映画、バラエティなどパフォーマンスやボーカリスト以外でも多彩な活躍を見せるFANTASTICS from EXILE TRIBEがカバーし11月16日にリリース。曲について、振り付けについて、メンバーの中からパフォーマーの世界さん、澤本夏輝さん、瀬口黎弥さん、ボーカルの中島颯太さんに聞きました。MVについてもコメントを頂いています!
――GLOWに初登場ということで自己紹介をお願いします!
世界 僕と佐藤大樹はもともと、EXILEのメンバーとして活動していました。そこから、僕ら2人とEXPG(ダンススクール、EXPG STUDIO)生だった中尾翔太、澤本夏輝、瀬口黎弥、堀夏喜、木村慧人の5人が合体。その後「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION5 ~夢を持った若者達へ~」を経て加入したのが、ボーカル担当の八木勇征、中島颯太です。このメンバーでスタートし、2018年12月にデビューシングル「OVER DRIVE」をリリースしました。そこから紆余曲折ありまして、11月2日からFANTASTICS LIVE TOUR 2022 “FAN FAN STEP”が始まります。※取材は10月半ば
中島 急にツアーの告知(笑)! LDHって、ゴリゴリなイメージがあると思うのですが、FANTASTICSは爽やかで、フレッシュな曲も多いんです。しかも、みんな個性も際立っています! はじめてのライブツアーでは全員でのお芝居も披露させてもらいました。そういった新しいチャレンジもしつつ、とても仲のいいグループです。
澤本 パフォーマー集団から少しずつ形を整えて、歌声が入り、思いを届けられるようになって……。
中島 その話、もうしています!
澤本 ハハハ! えっと、ライブだと、パフォーマーだけのコーナーは意外とふざけていたりします。もともとがパフォーマンスメインでやってきただけに、体で表現する部分はかなりアグレッシブで。おもしろくするときは、とことん、おもしろくしますし、カッコよさを出すことももちろん、できます。ライブの緩急のつけ方も豊富で、エンタテインメントの幅が広いグループですね。
瀬口 いろいろと出尽くしたな……。えっと、FANTASTICSは、ヒゲを生やしている人がひとりもいないLDHです!
――ありがとうございます(笑)。そんなFANTASTICSさんが新しくリリースする「Choo Choo TRAIN」は、まさにGLOW世代にはおなじみの曲です。こんなところに注目して欲しい、というポイントは!?
中島 誰もが知っている今作を亀田誠治さんがサウンドプロデュースしてくださいました。原曲の要素は残しつつ、オシャレなアレンジをしてくださいました。トラックの音もしっかり楽器で演奏していただいて。メロディーやリズムはそのままに、生バンド感が感じられる曲になっているんです。よりポップにノリやすくなっていますし、細かい音まで楽しんでもらえたら、うれしいです。ボーカルとしてもリズムを意識して歌ったので、FANTASTICSのフレッシュさを感じていただけると思います。
――緊張感はありましたか?
中島 ありました。今までもライブなどで歌わせてもらったことはあったのですが、シングルとしてリリースするとなると、やはりプレッシャーがないとは言えない。いろんな歌い方でアプローチしてみましたし、サウンドプロデュースをしてくださった亀田さんともたくさん話し合って、細かいところまで調整しながら歌いました。
――パフォーマンスのほうはいかがですか?
中島 そうですね、えっと〜。
世界 お前、ボーカルだろ!?(笑)
中島 ボケです!
世界 わかってるよ(笑)。HIROさんとも話す機会があり、サビはZOOさんからの振り付けを継承しながら、FANTASTICSの曲としてのオリジナル要素も入れています。ボビー・ブラウンとかの昔の洋楽のステップと今っぽさと、両方入れている感じですね。楽曲のほうも今と昔のMIX感があるので、ダンスのほうも、そこは意識した振り付けになっています。フリをそろえながら自由な部分も取り入れているので、そこはFANTAっぽくなっているかなと。
――ダンスでのFANTASTICSっぽさというのは?
澤本 基本、デビュー曲からFANTASTICSの曲は世界さんが振り付けてくれているんですが、それがそのまま、FANTAっぽさというものにつながっているんです。昔のステップがありつつ、ノリがよくなっていたり、構成での見せ方を変えているところも、スタイリッシュさにつながっているんじゃないかと、僕は思っています。
――スマートさという部分も特徴でしょうか。
澤本 そうですね。衣装も含めて。ライブだと、ゴリゴリしたダンスも見せているので、ライブで見せる「Choo Choo TRAIN」は、ちょっと違う形になるかもしれません。衣装が変わると、僕らのテンションも変わってくるので。
――“自由”というワードも出てきましたが、それもFANTASTICSらしさ!?
瀬口 結成した当初からカラフル集団で、バラバラなところが強みでもあったんです。個性豊かな先輩たちの影響を受けながら出来上がってきたので、それがFANTAらしさであり、EXILE TRIBEらしさになっているんじゃないかな。
最近「ときめき」を感じたことは?
――「Choo Choo TRAIN」には「ときめきを運ぶよ」という、誰しもが耳にしている有名なフレーズがありますが、みなさんが最近、ときめいたことは?
瀬口 僕からいいですか⁉ (※真っ先に) 僕はずっと犬派だったんですが、友だちの家に行って、その家の猫と触れ合ったことで、はじめて、猫ってカワイイなって思いました。また会いに行きたいです!
――その猫がなついてくれたんですか?
瀬口 ものすごく。というか、バランスがいいんです。
中島 アハハハ! メロメロ。
瀬口 寄ってくることもあれば、近寄らないで欲しいと言わんばかりに距離を置くときもある。
澤本 スタイリッシュだね。
瀬口 猫ってこんな距離感保つのがうまいんだ!? と愛おしさが増しました。
――完璧にときめいていますね!
中島 じゃ、次は僕いきます。僕、『ポップUP!』(フジテレビ系)という番組で毎週金曜日、吉村崇さんや相席スタートの方たちと共演しているんですが、芸人さんたちと触れ合う機会ができて、毎回、ときめいています。もともと、お笑いがすごく好きなので。以前、吉村さんが紹介する芸人さんたちがスタジオにいらしたときに、CMの合間なども、すべてがおもしろすぎて、本当に幸せでした。芸人さんたちと関わらせてもらう仕事が増えて、本当にありがたいです。おもしろいし、頭の回転が早いし、やさしくて。いろいろとフォローしてくれるところも、すごく素敵なんです!
澤本 アツいな。僕は、弟に子どもが生まれて、その子に会うとときめきますね。
中島 それはときめく!
澤本 ちょっとでも時間ができたら、会いに行っています。僕のときめきの元です!
世界 神エピソードだな…。俺のときめき、何だろう!? ヨコシマな方向にしかいかないよ。
中島 えっ!? どういうコト!?(笑)
世界 僕は今年、今の段階ですでに64本のライブに出ているんですけど。
瀬口 すごっ。
世界 毎公演、お客さんをあおる曲をやっているときも、どうしようもない考えしか浮かばない。
澤本 どういうことですか(笑)。
世界 みんな、美人だな〜とか。
中島 ときめいてるじゃないですか(笑)。
世界 ツアーも始まるし、もう寝てる時間よりステージにいる時間のほうが長いくらいだからね。俺のときめきは、ステージにしかないってことですよ。
澤本 突然、カッコイイの来た(笑)。
世界 何ものにも代えがたい、ときめきです。
中島 カッコイイな!
MVについてコメントが到着!
公開されたばかりのMVについてコメントを紹介します!
佐藤大樹さん「誰もが知っている曲であり、先輩たちが歌いつないできた大切な曲。僕らが受け継ぐ責任をしっかりと感じつつ、僕らならではの爽やかさ、エネルギッシュさを存分に出しています。実は撮影時、イントロの、あの有名なロールダンスがどのパターンになるか決まっていなかったので、EXILEバージョンにFANATSTICSバージョンと、いろんなパターンを撮影してみたのは、新しい試みでした。今回のMVのために作った、パフォーマー3人ずつでの新しい振り付けもあります。未来を担うキッズたちと、大草原の中で迫力のあるダンスで、爽快感も味わえると思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです!」
世界さん「ZOOさん、EXILEと受け継がれてきた国民的な名曲。それをFANTASTICS色に染めたいと思って臨みました。見どころは、キッズたち大勢で踊っているところ、メンバーが笑顔になっているところですね。撮影のときにハチがぶんぶん飛んでいたんですが、キッズたちが元気にやっつけてくれていました(笑)。Aメロ、Bメロは、FANATSTICSオリジナルの振り付けになっています。僕と大樹はEXILEとして何度もパフォーマンスしていた楽曲なので、ライブでのファンのみなさんの顔を思い浮かべながら、楽しんで踊ることができました」。
八木勇征さん「全体的に映像内の配色がカラフルですし、子どもたちと踊っている部分も含めて、FANTASTICSらしい、ポップな感じが出せたMVになっています。子どもたちも、本番前は無邪気に遊んでいたのに、いざ撮影になったら顔つきが変わった。そのプロフェッショナルな姿勢にも刺激を受けました。EXILEさんの曲としても代表的な楽曲になっているこの曲をカバーさせてもらえることに対する感謝、そしてZOOさんから続いているDNAを僕らが、僕ららしく新しい表現で伝えることができたと思います。頭のロールダンスは元のフリも活かしながら、FANTASTICSバージョンとしてブラッシュアップしているので、覚えていただけたらうれしいです」
中島颯太さん「曲の持つ力とともに未来に向けて電車が走り出し、子どもたちとともに新しい時代につなげていくんだ、という想いを託したMVが完成しました。ただ、撮影では子どもたちが本当に元気で、はじめて、「あれ、年とったのかな!?」と感じた瞬間でもありました(笑)。僕個人としても、はじめて人前で歌った曲がこの「Choo Choo TRAIN」なので、夢は叶うんだという思いも、改めて、みなさんに届けたい。ロールダンスはFANTASTICSバージョンになっているので、こちらも覚えて、踊ってもらいたいです!」
瀬口黎弥さん「ZOOさんからEXILEさんへと受け継がれてきた、歴史ある楽曲と振り付けを、体全身で感じながら撮影することができました。電車のセットにあったソファーが思った以上にやわらかく、お尻がソファーに吸い込まれたのもよい思い出です(笑)。キッズたちと踊る大草原のシーンまで、自然と笑顔になるMVになったと思いますので、FANTAならではのスマートな振り付けを堪能してください!」
堀夏喜さん「僕がキッズダンサーとしてEXILEさんのツアーについていた頃から踊っていた曲なので、今、こうしてFANTASTICSとして新たにリリースできることが、とても感慨深いです。「Each Other’s Way〜旅の途中〜」のMVに出演してくれたダンサーの子もいて、久々の再会でも盛り上がりました。サビはこの曲のもともとの振り付けなので、FANTASTICSのスタイルとは違っている分、新鮮な印象になるのではないかと思います。逆に、A〜Bメロの振り付けはFANTASTICSバージョンになっているので、サビとメロの違いも見どころですね。是非、Dance Versionの映像もご覧いただきたいです!」
木村慧人さん「知らない人がいないだろうというくらい、多くの人に愛されてきた名曲ですし、その曲をカバーできることに感謝しながら、FANTASTICSの色を出せるように意識しながら挑みました。サビの振りはZOOさん、EXILEさんから受け継がれたパフォーマンスを、メロの部分は世界さんが新しくつけてくれた振り付けで踊っていて、昔と今がMIXした作りになっています。気合を入れてJUMPしましたし、実は、衣装のサスペンダーが踊っているときに引きちぎれてました(笑)。キッズの子たちとパフォーマンスしている部分や、メンバー同士でわちゃわちゃしているところなど、見どころしかないです!」
澤本夏輝さん「衣装もカッコイイですし、電車の中で踊っていたりと、みんなが目的地に向かって進んでいくテーマがシンプルに伝わりやすく、ストーリー性を感じるMVになっています。「Choo Choo TRAIN」という名曲をカバーさせてもらえる責任や思いを伝えようと、気合いを入れて臨みました。そのせいか、最初に撮った、ただ歩くだけのシーンですでに汗だくになってしまい、衣装さんとメイクさんに迷惑をかけてしまいました…(笑)。草原で踊るシーンでは立ち位置を見失い、キッズの子たちと(目印を)探すというハプニングもありましたが、全編、とても楽しく撮影することができました」
FANTASTICS from EXILE TRIBE
「Choo Choo TRAIN」11/16発売!
撮影=和久井ひとみ 取材・文=根岸聖子
※明日はGLOWのテーマ「輝きはいつだって自分の内側にある」にちなみ、「メンバーが輝いているのはどんな時?」インタビューを紹介! 明日も見にきてください!
この記事を書いた人
女性誌、テレビ誌、インタビュー誌など定期刊行物やwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。好奇心の赴くままに、体験もの、実用記事、書籍なども常時進行中。