【映画】『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』2/10より2週間限定公開!劇場でジャックが腕を広げて待ってる【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】
執筆者:伊藤さとり
【永遠の愛の名作が、バレンタイン時期限定で4K/3Dの迫力で蘇る!!】
恋愛映画で一番好きな作品はなんでしょう?
人それぞれだけれど“『タイタニック』!”と言う人は少なくないはず。
正直、今まで観てきた映画の中で、週刊少年ジャンプの3大要素「友情」「努力」「勝利」を遥かに超える「冒険」「恋愛」「差別」「勝利」「危機」「勇気」「誠実」という7大要素が揃ったザ・エンターテイメントは『タイタニック』以外なかなか見つからないんですから。
そこに1912年に起こった豪華客船タイタニック号沈没の実話がベースであることから、故人へのリスペクトを込めて作られたセリフも導入。「この船はアイルランドの人々が作った」という言葉から伏線となる美しいアイリッシュ音楽のスコアの数々。しかもレオナルド・ディカプリオ演じる画家志望のジャックが、ケイト・ウィンスレット演じる上流階級のローズを誘って三等客室の仲間たちのダンスパーティに参加するシーンではアイリッシュダンスまで披露するんですよ。エンドロールのセリーヌ・ディオンによるアカデミー賞歌曲賞、グラミー賞他受賞の主題歌「My Heart Will Go On」が流れたらまた号泣。その彼らが事故後、船内に取り残されたと思うとより一層切なくなってしまう。他にも最後まで演奏を続ける楽団や任務をまっとうする乗組員の見せ場もしっかりと作っているのはジェームズ・キャメロン監督の細やかな人間愛でしかないし、涙も大量に放出されて枯れそうな勢い。
そんな第70回アカデミー賞作品賞を含む歴代最多の11部門受賞を成し遂げた『タイタニック』を再びスクリーンで、しかも4K/3Dで観られてしまうというんだからこれは映画館に行かなきゃ。
実はこの『タイタニック』3D版、劇場公開は2012年のこと。当時、キャメロン監督は「大スクリーンでこそ“進化”出来る。新たな手法で生まれ変わらせることで次世代にアピールできる」と言って最新技術を駆使して2D映画を3Dに生まれ変わらせました。それを25周年記念として4Kリマスターを加え再編集。『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が全国の劇場で2月10日から二週間限定で上映されることになったんです。あの船首に立って両手を広げるジャックとローズの名シーンで私たちも空を飛んでいる気分を味わえ、タイタニック号の中をジャックに案内される錯覚さえ感じられる3D版。より一層ブラッシュアップされた映像美できっとジャックの透き通る瞳に吸い込まれ、愛の言葉にとろけてしまうに違いない。これぞ映画館デート、いや、お一人様でもちゃんと劇場でジャックが待っているからウキウキして座席に座れますね。
2/10(金)より2週間限定 劇場公開
『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』
【あらすじ】1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズは船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え強い絆で結ばれていく2人。しかし不沈を誇っていた豪華客船は皮肉な運命に見舞われる‥‥。
2/10(金)より2週間限定 劇場公開 ※一部劇場を除く
監督・製作・脚本・編集:ジェームズ・キャメロン
出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット/ビリー・ゼーン/キャシー・ベイツ/ビル・パクストン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2023 by 20th Century Studios and Paramount Pictures.
この記事を書いた人
邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。
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